梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-3

梅雨前線の影響による記録的な被害が日を追うごとに拡大しています。多くの方が犠牲になり、心よりご冥福をお祈り申し上げます。まだ救出されていない方もいるようですが、被災者のみなさまにはお見舞い申し上げます。

私たちは、昨日に引き続き兵庫区内の被災現場での泥出しを行いました。泥出しのお手伝いを急きょ呼び掛けにも関わらず、関西学院大学の学生、神戸大学学生震災救援隊のなどの学生、CODE未来基金の若者など総勢15名ほどの人たちが集まってくれました。

現場に行くと雨があがり、住民の方が避難所から戻りすでに泥出しをはじめていました。前号でお伝えしたようにこの地域は高齢者の方が多く、一人での泥出しはかなり厳しいものがあります。お声がけさせて頂くと「ありがとうございます。一人で片付けようと思っていたのですが、とても今日中には終わらないので、手伝って頂いて助かります」とおしゃってくれました。学生たちの若い力がどんどん土砂をかきだしてくれます。
住民の若い人たちも、「ここら辺はお年寄りばかりだから、みんなでやらないとできないよ!他の被災地をみたら、ここは比べもんにならんしな。!」と、スコップを持つ手も力強いです。小さな小さなコミュニティですが、困ったときはお互い様で住民自身が助け合っている姿がとても心地よかったです。

この地区は、かなりの細い路地で業者の車がはいれない場所があり、そんな場所は、住民の方がミニのユンボを出してくれて、重機が入れるところまで掻き出していました。学生ボラティアも重機が入らないところは、水を含んだ重たい土砂をバケツリレーで一生懸命運び出してくれました。業者の人達も汗だくになり、側溝に詰まった土砂をかきだしたり、スコップですくいあげながらをゴミ収集車に入れていました。

神戸市内もそうですが、他の被災地でも山肌をぬうように家屋が立ち並んでいるところは、人海戦術でないと土砂が運び出せないこところもあると思います。各被災地でたくさんのボランティアが今後必要になってくると思いますので、それぞれの被災地でお手伝いをぜひよろしくお願いします。

最後、片付けが終わって前号で紹介した70歳代の男性にあいさつにいくと、「ほんま助かったわ~。みんなにお礼をいっといて!」と涙ながらに“ありがとう”と言ってくれました。ボランティアのみなさんありがとうございました!
(増島 智子)

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“梅雨前線の影響による記録的大雨被害についてのレポート-3” への1件の返信

  1. 村井さん、増島さん、ご無沙汰しております。
    豊山派の大河内です。
    本日、入間南ロータリークラブの例会にて支援金を募りましたので、送金させていただきます。
    わずかではございますが、身体で奉仕出来ないおじさん達の気持ちです。どうか、お役立てください。
    ボランティアスタッフの皆様、熱中症には充分お気をつけください。

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