「平成30年7月豪雨」災害レポート―NO9

大阪北部地震から1ヶ月を過ぎましたが、なんと「住宅被害の99%以上が「一部損壊」だった」とのこと(毎日新聞、018・7・19)とにかく十分すぎる公的支援の手当てをして頂きたい。

一方、「平成30年豪雨」災害による住宅被害は3万8000棟にも及ぶようです。これだけ連続した災害で、かつ甚大な被害となった二つの災害による被災者救済には、従来の制度内での救済ではなく、特別措置が必要ではないかと訴えたい。今日、政府は「激甚災害指定」を発表したが、ハードに対する支援措置に偏らず、被災者に対する住まいをはじめとした生活支援を充足するべきだと思われる。
さて被災地では高校生の活躍が注目されている。この暑さで無理をしないことを切に願いたい。早いところでは夏休みに入った。またこれからは大学も夏休みに入り、大学生ボランティアにも期待がかかる。今日21日の毎日新聞夕刊によると、広島南部だけで5000ヶ所の土砂崩れを確認したと報道されていた。当NGOが入っている呉では住宅の2階にも土砂が入り込み、途方にくれる状態だ。このような被災者宅が実は、岡山でも、愛媛でも同じだ。ほんとにボランティアが何人いても足りないと天を仰ぐ。

そんな中で朗報なのは、被災地広島ではボランティア・バスでボランティアを被災地に運び始めた。他県からも被災地周辺からのボランティア・バスが何台も動き始めました。
ボランティアの作業は、一日3時間を限度にしよう!被災者が気遣って作業を続けられるので、倒れることが心配です。心身共に限界を超えていることは容易に想像がつきます。

これからの最大の課題は「災害関連死」です。いまだに避難指示が解除されていない人たちは約16000人もおられます。自然の怖さを思い知らされるが、避難生活が長引くとこの災害関連死を惹き起こしやすくなるのです。ボランティア不足の中で厳しいが避難所で寄り添いボランティアも求められます。
おたがいが思いやりながらボランティア活動を続けよう!!
できることはいっぱいあります。ご支援をよろしくお願いします。
(村井雅清)

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