「平成30年7月豪雨」災害レポートNO44

9月22日は、まるで夏の日差しが照り付け夏に逆戻りしたような連休の初日でした。以前からお伺いしている東区のお宅に訪問し、お位牌の救出作業をしました。来週には、自宅の解体作業が開始されるということで、大型の重機が入る前に作業を行いました。一緒に活動でしてくれたのは、地元の大工のNさんです。彼は2014年の広島豪雨水害の被災者でもあります。

今回は、「自分も被災したからこそ、ボランティアに行きたいと思えるようになった」と仕事の合間にずっとお手伝いに来てくれています。床下の泥出し、仮設シャワーの屋根の設置、家屋の泥出しなどなんでもしてくれる“スーパーボランティア”です。大量の土砂、流木、大きな花崗岩などを手作業で排出します。まるで人間ユンボみたいです(笑)。

その中から、これまでの家族の歴史・財産が次々と救出されます。土砂の圧力でかわいそうな姿になってしまったおひなさまや兜などカメラを向けるのも躊躇しましたが、あえてニュースを読んでくださるみなさんに水害の被害がどれほどものかお伝えし、今後起きるかもしれない災害に備えてほしいです。このことは住民さんにも了承し頂きてもらいました。
そして、住民さんも私たちと一緒に自宅の片づけを手伝ってくれます。大切な位牌を救出するため、わがままかもしれない、2ヶ月も経ってボロボロになっているかもしれないと思いながら、でももしかしたら一縷の望みにかけています。お手伝いさせてもらっている私たちも、もしかしたら自己満足かもしれない、結果的に住民さんに無理をさせてしまっているのかもしれない、でももしかしたら、その一縷の望みにかけて・・・。

この2ヶ月間、自宅の解体まで時間があったからこそ、お母さんは「いろいろ選べたり、持ち出せる時間があってよかった」とおしゃっていたのが、私たちにとっては救いで、とても印象的でした。 あらためて被災者の方にとっては“考える時間”が必要だと思いました。  (増島智子 2018年9月22日)

<高校生ボランティアの感想-7>

◎Iさん:今日行った作業は、土嚢づくりでした。正直、考えていた作業ではなかったけど、その分、このような活動もあるのだなと知ることができて良かったです。かなり大変でしたが、地味な作業でした。しかし、このようなことが多くの人を助けていると思うと、もっとテレビなどで取り上げても良いかと思いました。滅多にないこのような貴重な機会を設けて頂き、ありがとうございました。
◎Oさん:僕はこのボランティアに参加して良かったなと思いました。人を助けることを通じて本当に成長できたと思います。周りを見る力、物事を粘り強くやりきる力など、日常生活はもちろん、部活にもいかせると思います。なので、この成長を大切に頑張っていきたいです。

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