「平成30年7月豪雨」災害レポート No.56

 平成30年7月豪雨で大きな被害を受けた広島県・坂町での支援活動を継続しています。2月27日には、坂町保健健康課と共催し、「地域で支え合うための勉強会〜豪雨災害被災地域の先例に学ぶ〜」を開催しました。一昨年の九州北部豪雨災害で大きな被害を受けた大分県日田市から、現地で地域おこし協力隊として活動している松永さんと、みなし仮設に現在も住んでいらっしゃる石井さんのお二人にお越しいただき、坂町内外の支援に関わる方々へお話をしていただきました。

 石井さんのお話からは、みなし仮設住宅に入居したことで、周囲とのおつきあいがなくなっていくことで、精神的な元気がなくなっていくことや、一方で、元の家の場所に戻ることへの恐怖感(また災害があるのではないか?)ということなどの葛藤をお話いただきました。

お話をしている様子

 松永さんからは、日田市で取り組むみなし仮設住宅への支援についてお話をお聞きしました。みなし仮設住宅の方を対象として家電の支援などを行うことで、1軒1軒じっくりとお話を聞いて回っているということでした。そうした中で、家族の中でも例えば、旦那さんと奥さんの意見が違っているケースもあるということで、一人ひとりの意見が大切であるということが改めてわかりました。

 会終了後も、地域支えあいセンターの方々と意見交換を行うなど、有意義な会になったのではないかと思います。

終了後も意見交換

 坂町でも仮設住宅にお住いの方だけでなく、みなし仮設住宅にお住いの方もたくさんいらっしゃいます。こうした方々からは、なかなか支援が来ない、情報が届かないという声も出ています。私たちがサロン活動を行なった際も、「普段は人と会う機会がない。こうしてサロンがあれば会う人もいるけど。ここは町有住宅だから、同じ階の人に会うにも一度、1階へおりてから出ないといけないし、それはしんどいから会えない。娘が働きに出てしまうと家に一人になって本当に寂しい」ということをおっしゃる方もいらっしゃいました。

みなし仮設住宅の方々への支援も引き続き、地元の方々とご協力しながら活動を行なっていきたいと思います。

*広島県坂町への支援活動は、公益社団法人CivicForceとのNPOパートナー協働事業として実施しています。

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