「平成30年7月豪雨」災害レポート No.59

(前号に続いて、3月25日(月)岡山県倉敷市真備町で行ったもう一つの活動をお伝えします。)

「竹林整備」
岡山県倉敷市真備町は、タケノコの産地で特産『やたのタケノコ』が有名です。

たけのこ

今回、タケノコ生産組合の組合長さんの土地で、手が付けられなくなっている竹林の間伐作業を行いました。竹を切り運び出し、枯れた竹は燃やして灰に、青竹は竹炭に活用されます。竹を切ることが初めてという生徒も多く、なかなかできない経験だったのではないかと思います。また竹林整備をしながら「タケノコ」掘りを体験された生徒もいたそうです。今回整備できたのは、広大な竹林のほんの少しです。でもこうしたボランティア活動がきっかけで、特産のタケノコが復活すれば・・・・と願うばかりです。

竹林整備
竹を運ぶ
竹を燃やす

今回のボランティアの中に、コープこうべさんから大学生が参加されていました。親がコープの職員で、本人はコープでバイトをしており、ボランティア募集の貼り紙を見られたようです。彼は教育学部で勉強されており、将来は先生になりたく、現場に足を運んで、見てきたことを子どもたちに伝えられるようにと参加されたそうです。
高校生にも、参加理由を聞いてみました。「消防士になりたくて、活動に関心があった。東日本のときに、何もできなったから。就職するときの経験として。テレビで聞かなくなったから、どうなっているんだろうと思って。友達に誘われて。」と、素直な答えが返ってきました。きっかけは、みなさんいろいろだけれど、現場に自分意思で来た生徒さんたちは、多くのことを感じ取られたように思いました。

高校生から学ぶことはたくさんあり、高校生のパワーって本当にすごいなって感じました。帰りのバスの中は、みんな口をあけて爆睡です。そんな高校生を見ながら、「みなさんすてきな1日をありがとう」と心の中でお礼を言わせて頂きました。
被災地NGO協働センター 
ボランティアスタッフ 柚原里香

*お詫び:本レポート58で、ボランティアで参加した高校の名前を間違えて表記していました。新港橘高校→神港橘高校でございます。深くお詫びいたします。

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