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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第9報

熊本県内では、いまだ孤立集落が10集落(283人)も残っているとのこと。内訳は芦北町6集落、球磨村2集落、多良木町1集落、五木村1集落になっている。毎日、テレビ報道で流れる取り残された被災者の悲痛な叫びが物語るほど甚大な被害であった。ある集落では、いよいよ避難を決意した時に、「1年~2年帰れないという覚悟で避難すんだ!」と怒りと不安と悲しみを誰にぶつけるともなく、悔しい表情をあらわにして語っていた被災者のことが脳裏に焼き付いている。
さて人吉市と球磨村は合同の災害ボランティアセンターを開設し、活動を開始した。昨日11日は途中で激しい雨に見舞われたことも重なり、ボランティアは県内各地に限定され59名だった。この広域で、かつ被災地域の各々の様子から判断するに59名とは・・・・・・と天を仰ぎたかくなる。コロナ禍で最善の注意を払わなければならないのは当然としても、ほんとうにもどかしい思いをしているのは私だけではないはずだ。なんとか知恵を出そう!(事務局 村井雅清)

■以下は昨日大分県日田市に入った頼政代表からのレポートです。
頼政です。今日は、午前中に日田に到着し、主に孤立していると言われていた中津江村に行きました。ようやく道が開通したところで、物資などが徐々に入ってきています。

中津江村は約60名が避難生活をされていました。住宅の被害件数はそれほど多くないのですが、崖崩れ等が多く発生し、孤立して帰れなかったり、自宅が危険で避難生活を続けているという方が多いようです。
自主避難所でお話をきくと「野菜もあるけん家から取ってきて自分たちで作って食べてた。米も野菜もたくさんあるけんね。米は電気がないけん、昔の羽釜で炊いてみんなでおにぎりを握って食べたのよ。」という話をされており、みなさんの逞しさを感じました。
一方で、別の避難所では、「みんながいるから笑い話もできる。でも無理に笑っているのよ」という話をしてくれた方もいらっしゃいました。避難生活も5日目となり、少々疲れが見えて来ている様子でした。
避難所でも新型コロナウイルスの対策に悩まされており、密な状態にならないよう学校の教室等も使いながら分散して滞在されていました。これから、中長期的なことも見据えて避難所の運営を検討していかなければなりません。中津江村にはNPO法人リエラの副代表理事も住んでおり、住民の方々の安否確認や物資の配布などに駆け回っておりました。こうした住民の方たちの間をつなぐ方を中心にしながら、地域の実情に合わせた支援が必要です。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
 ・クレジットカードでも寄付ができます。
  https://congrant.com/project/ngokobe/605
 ・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
 ・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
 *お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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