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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース第21報

この度の豪雨水害の被災地に19日から24日まで滞在しました。五月雨式になりますが発信したいと思います。
災害発生から3週間が経ち、人吉市内に関しては、メイン道路はようやく道路の状態も平常通りになりつつあったが、一歩路地に入ると、山積みになっていた電化製品やタンス、家財道具がまだ回収されていないところもあり終わりの見えない泥かき作業が延々と続くようです。23日未明から24日にかけての大雨で、片付けた住まいの中に水が入り、「またか!」という状態です。長らく孤立していた球磨村の集落(神瀬、渡、一勝地、球泉洞、大瀬など)も、住民をはじめとした通行許可証があれば、219号(人吉―八代)線も通行可能となったところですが、おそらくここもこの雨で再び通行止めになったでしょう。芦北町の白石地区は未だに孤立し、親戚・家族の方々は県道27号線沿いに車を止め、徒歩で必要な物資を運んでいるようです。添付にあるように神瀬の写真は、この雨で再び浸水した状況です。

 球磨村の災害対策本部も元の庁舎に戻り、渡地区にあった総合運動公園は物資の集積場と罹災証明の受付などの業務に絞っています。球磨村の村長さんにお会いすることが出来、災害救助法の徹底活用や仮設住宅の応用についても制度が変わっていることなどをお伝えし、村を後にしました。村長さんもかなりお疲れの様子で、懇談中もずっと目を瞬いていたのが気になりました。
 これまでも被害の惨状はお伝えしましたが、住まいのほとんどは2階の天井を突き破るように水が上がってきたという全壊状態で、新築再建は難しい状況のようです。
 同村としては県内で初めて、移動式の木造仮設住宅を設置します。第1弾は2DKが20戸で4LDKが13戸建設され8月上旬から入居できる見込みだそうです。まずは全壊か大規模半壊以上で要支援者と同居する世帯を優先するようです。しかし、とにかく避難所生活も限界を超えており、変則的にでも(一時しのぎになっても)みなし仮設住宅や空き家住宅をあっせんするべきだと思います。ただこの場合も、機械的に住民を移動させるのではなく、是非住民の心境に寄り添う形で、移動のお手伝いをして欲しいと願うばかりです。

 もう3週間が経過し、対策本部はじめ寺や神社、保育園や商店、個人宅など至る所に救援物資の集積場所が出来ています。少しでもお手伝いが出来ないかと言う思いで、自発的にされています。何処も、タオルやマスクなどは大体充足していますが、在宅避難をされている被災者からは「お米が欲しいのですが・・・・」という声が少なくないのです。おそらく在宅避難者までは、公的に配布されるお弁当などが届いていないからです。是非、相変わらずのお願いします。(村井雅清)

<緊急のお願いです。>
*お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。当センターで集約し、必要な物資集積場に届けたいと思います。とりあえずは、球磨村渡集落の被災者に配布させて頂きます。(送り先は、下記の「被災地NGO恊働センター」です。)

*梅雨が明け、本格的な夏を向かえると、泥が乾燥し、粉塵が舞い上がります。そのために一般のマスクではなく、“防塵マスク”を集めます。併せてお願いします。

【私たちの活動が放送される予定です。】
7月28日(火)16:47~ 読売テレビ「かんさい情報ネットten」 

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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