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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第61報

先日来、当センターの頼政代表は大分での活動の合間に、熊本に行き、球磨村神瀬の「こうのせ再生委員会」のサポートや被災者の暮らし再建の相談事業のお手伝いをしています。以下のレポートのように、住まい再建に伴う暮らし全般の相談業務を開始しました。(村井雅清) 
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熊本・人吉での活動を開始します。
被災地NGO恊働センターでは、人吉市で令和2年7月豪雨災害をきっかけに立ち上がったアーキレスキュー人吉球磨のサポートを開始します。
アーキレスキュー人吉球磨→https://www.facebook.com/ARhitoyoshi

アーキレスキュー人吉球磨は、地元の建築士の方を代表に、熊本県内外の建築士、工務店、家屋の応急処置を得意とする災害系NPOが連携して活動する人吉球磨地域建築救援ネットワークです。ボランティアによる応急処置から建築士による無料相談、実際の修復に至る作業までをワンストップで行い、地域の復旧、復興を後押しします。

家の相談に来られた方々の中には、制度のことがわからない、お話相手が欲しいなど、必ずしも建築のご相談だけではない声も寄せられています。当センターでは、臨時のボランティアスタッフとして人吉出身の丸山を現地駐在員として派遣し、こうした方々からのご相談の対応をサポートし、生活支援中心に、被災者の住まいと暮らしを支える活動を実施していきます。今後は、生活支援に関する相談会なども検討していく予定です。引き続き、みなさまのご支援・ご協力をよろしくお願いします。(頼政良太)


*なお、本事業は日本財団からの助成を受け活動を実施します。
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〈〈あつかましいお願いで恐縮ですが・・・・・・・!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1300㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。 

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第60報

昨日レポートしました球磨村鵜口の被災者のことをもう少し紹介します。発災からもう2か月が過ぎたのですが、ご夫婦共に意外に疲れを感じさせない、どこかスッキリした表情だったのです。一つは、ご夫婦で前日にマッサージを受け、それまでパンパンに凝っていた肩や腰がスッキリしたというのが原因のようです。ご主人は慢性の腰痛持ちのようで、奥さん曰く「いつも腰が曲がっているのに、昨日マッサージを受けたためか今日は背筋が伸びているんです。私も普段疲れた顔をしているのに、スッキリしているでしょ!」と笑顔で話してくれました。実はそれはもう一つの環境の変化も重なったからだろうなと思いました。
 昨日も紹介しましたが、仮設住宅への入居が決まったのです。もちろんこのことが大変大きな変化の一つだと思われます。加えて、奥さんが大変重要なことをおっしゃったのです。
 「災害に遭ってから、避難所に行き、そしてその後娘が住むマンションに移り、そして今度は仮設に入る。今、毎日昼間はこの被害に遭った自宅の無残な姿を見ながら、片付け作業をしています。何故か生活環境が変わると、身体の状態が変わるのです。こういう体験は今までしたことがないですね」と。

 生活環境が変わると身体の調子も変わるというのは、よくあることだと思うのですが、どうも奥さんとご主人の話を聞いていると、この2か月間身体の方はかなりきつい筈なのですが、何か精神的な支えがあるような気がしてきたのです。もう公費解体を決意されたのですが、災害直後は使える物は使おうと水に浸かった家財道具を片付け、夕方になると避難所での食事を作らなければならないと、目まぐるしい毎日だったようです。避難所は家から山の上に3㎞もあがったところにあるのですが、そこに避難されている人たちの食事作りです。これを聞いた時は、「ほんとうに毎日、大変ですね!」ということなのですが、身体はきついけれど、とにかく後ろを振り返らず前を向いて進むというような気持ちでおられるんだなぁと感じさせられました。よく言うところの「災害バネ」が働いている気がしましたね。そしてご夫婦が繰り返し言われたのが、「ボランティアさんにはほんとうに助けられました。災害直後の家の状態や道路の状態を見たら途方に暮れるばかりで、もう心も折れそうになるのですが、ボランティアさんのおかげで道路も片付け、家の前の倒れた木々も処理し、そして家の中に入った泥も除去し、家財道具を搬出しとみるみる内に片づいていくのを見て、ほんとうに元気が出てきたのです。ボランティアさんには感謝しても感謝しきれません。」という経験です。

 このご夫婦のお話を聞いていると、ほんとうに被災者と一括りにしてはいけないと痛感させられました。二人とも、穏やかな話し方で、優しいふるまいを見ていると、「ほんとうに2か月もよく頑張って来られたなぁ」と涙ぐんだのですが、いろいろと学ばせて頂いた
ひとときでした。このお二人を何よりも支えたのは、きっとご夫婦の絆だったのだろうなぁといい心持ちになって、その場を後にしました。次、ここに来たらまた会いに来ようと思わせるお二人ですね!ありがとうございました。
                                     (村井 雅清)

〈〈あつかましいお願いで恐縮ですが・・・・・・・!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1300㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。 

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〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第59報

本支援ニュース第58号で「支援者はこれまでの物資の提供から、被災者に直接寄り添う、心のケアの大切さに気づく。」とお伝えしました。もう2か月が過ぎ、やはり被災児童もさまざまなトラウマを抱え込んでいるようです。当NGOがご支援しているPOSKOの一つ「球磨村復興協力隊」が、子どもの学習支援や一緒に遊ぶという活動をされているのですが、遊んでいると、時には吉幾三さんの『おら東京さ行くだ』の歌詞を換えて、「・・・・がね~、お金もね~」と物まね風に謡ったりするそうです。ショックだったとのこと。この歌詞の最後は、『おら、こんな村いやだ~』と続きますが、そこまでは謳わないのがせめてもの救いだと切なさを感じておられます。POSKOの責任者は、「子どもたちが将来、『球磨村が大好き!』と言って住めるように頑張りますとメッセージをくれました。

 さて私は今朝宮崎からのフェリーで帰神しました。今回もPOSKOのモニターと全国から集まったお米の配布が目的でした。今朝現地を発つ前に、また渡地区にある別のPOSKO「球磨村雲泉寺災害ボランティアグループ」の被災者見守りに同行させて貰いました。洗濯機と冷蔵庫もついでに届けさせて貰いました。そこは球磨村の鵜口という集落ですが、この豪雨災害で渡地区からの「さがら橋」が流されてなければ、国道219号線からもすぐに行ける地区ですが、その橋が流されたために、球磨村役場の対岸に位置する一勝地から大回りをして行かなければならないという大変不便なところになってしまいました。鵜口は24世帯72人が住まわれていて、被災を受けたのは8世帯です。今日はその中の1軒にお邪魔しました。川の傍にあるので家は全壊で、昼間は家財道具などの掃除や片付けの為に毎日元の被災に遭った家に戻ってきているとのことでした。途中で鉄骨を組んで増築されたので3分の1は、そのおかげで鉄骨は流されなかったので、鉄骨に囲まれた空間に使える家財道具などを置き、お茶を飲んで休憩できるように小さなテーブルも置いて、昼間は生活されています。今、寝泊まりは人吉に住む娘さんの所にお世話になっているそうです。ご夫婦お二人での生活ですが、ほんとうに優しいお二人の暮らしを送っています。今、仮設住宅に入居できるのを待っておられます。それにしても、静かな、そして優しいお二人の振る舞いを見ていると、「よく2か月も、頑張られたなぁ~」とこみ上げる者がありました。ほんとうに被災者にも心のケアが必要です。まだまだ復興のステージには程遠い気がしますが、とりあえずまずは仮設住宅などに入って落ち着かれて「ホッ!」として頂きたいと願います。
みなさん、まだまだです。引き続きご支援をよろしくお願いします。特にお米は大変喜ばれ重宝されています。まことに何度も何度も恐縮ですが、引き続きお米を集めていますのでよろしくお願いします。今晩から私と交代でスタッフ増島智子が現地入りします。(村井雅清)

〈〈あつかましいお願いで恐縮ですが・・・・・・・!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1300㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。 

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■活動支援金のご協力をお願い致します。
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第58報

球磨村の神瀬地区では、「こうのせ再生委員会(仮)」が動き出したようです。この地区で実家が被災された友人からも報告を聞いています。人吉市内の避難所では、コロナの影響で各々の避難スペースからほとんど出ることはないそうです。避難所の中で顔を合わせるのは、一日3回の食事配布の時だけで、たまたま友人たちが再生委員会の案内をお知らせするために行った日、その時が避難所に入って初めてみんなで話をしたというのです。中には、平日は工事車両があるから交通の邪魔をしてはいけないと思い、日曜日などの休みの日にしか自宅に戻れないと誤解している被災者もいたそうです。2ヶ月も経って、同じ地区から同じ避難所にいてこの現状には少し驚きました。大きな家族のように生活していた神瀬地区の住民さんにとって、情報交換などの話をする時間や場が今後のくらし再建をしていくためにもとても大切な時間です。

村井顧問の現地レポートの続きを以下に紹介致します。(増島 智子)

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 2020年7月豪雨災害から2ヶ月余りが過ぎ、被災者も支援者も災害直後の緊急対応期からステージが変わろうとしている。支援者はこれまでの物資の提供から、被災者に直接寄り添う、心のケアの大切さに気づく。被災者にとってはまだまだ次のステージには行けない方々も少なくないが、一方でバラバラに避難生活をしている被災者が「そろそろとにかく、お茶飲み会でも、炊き出し会でも何でんよかけん集まろう」という声が出てきた。球磨村神瀬集落では、そうした被災者の思いをいろいろな形でおしゃべりをしようということで「こうのせ再生委員会(仮)」がスタートした。未だ避難所で暮らす人や取り敢えず自宅に戻って暮らす人、親戚や故郷から遠く離れて暮らす人など、各々が複雑な思いで日々の暮らしを続けている。こうした思いから仮称こうのせ再生委員会が始まったが、近況を少しずつ聞いていると、お互いが携帯の電話番号を知らなかったということから、「まず名簿と電話帖をつくろう」となった。誰もが住み慣れた場所に戻りたいと思っているでしょう。とにかく集まり、マスク越しでも顔を合わせて話すことから始めようと動き出した。この会は毎週土曜日に開かれる。こうした集まりの時に気軽に立ち寄ることができるようにと、みなさまからお預かりしたお米の一部を炊き出し用に寄贈してきました。今後ともよろしくお願いします。(村井雅清)
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〈〈緊急のお願いです!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1300㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。 

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第57報

9月11日、2011年3月11日東日本大震災から9年と半年が経ちました。被災地では新しい街並みができていますが、人はまばらです。今年はそれに加え新型コロナウィルスの影響により、お盆の帰省や秋祭りなども中止が相次ぎ、被災地の人たちは寂しい夏を過ごしています。くらしの再建にはまだまだ時間がかかります。

 今回の九州豪雨の被災地では、復旧作業が続くなか、被災者の人たちは様々な行政手続きを行っています。煩雑な手続きは被災者の疲れた心に追い打ちをかけます。当センターのレポートをみた東日本大震災の被災者の方が、「私たちの時もそうだったよ。行政の窓口で言うことがコロコロ変わり、書類が足りないとやり直し、まだ同じようなことが繰り返されているのね。なかなか変わらないのね。」と憤りを隠せません。素人の市民にはかなりハードルが高いので、レポートにあるように、弁護士会などの事務手続きをサポートするボランティアが必要だとつくづく感じます。今後は被災者のみなさんに一つでも多い選択肢を提供し、ゆっくり時間をかけてくらしの再建について考えられるような環境整備をしていきたいです。

村井顧問の現地レポートの続きを以下に紹介致します。(増島 智子)     

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 第5回熊本豪雨災害被災者支援連絡会議(水俣・芦北)の報告Ⅲです。まずその前に昨日の報告Ⅱで話題になった申請書類の複雑さで罹災証明すらあきらめると言う件について、ちょうど10日付け人吉新聞の「豪雨災害悩み相談所」コーナーで扱っていました。「被災者生活再建支援金、応急修理制度、公費解体、仮設住宅など、各種の支援を受けることができるかどうかの判断基準となる重要なものです。」とのこと。ならば弁護士連合会が、相談を受けるだけでとどまらず、ほんとに困っている被災者には代理人として同行できるような仕組みを提案して欲しいと切に願います。

さて、芦北町では女島に60戸、津奈木町に10戸の仮設住宅が建てられたと言う報告がありました。まだ10数世帯しか入居していないが、女島の仮設住宅には水俣病の被災者でもある人も入居しているので、谷さんたちは仮設住宅の見守りも始めていると報告がありました。私が7月にこの女島京泊地区に住む水俣病被災者に約50年ぶりにお会いした時に、その女性は「戦争、水俣病、そして今回の災害と、どうしてこんなに災難ばかりに遭わないとならんのかね?」と言っておられたことを思いだします。(熊本県下7市町村20団地のうち611戸の建設を予定)

そして最後に私から「まだまだ大変ですがあきらめないで下さい。佐賀県武雄では、災害後に被災者に被ってくるいろいろな課題を一つ一つ丁寧に取り組み、解決を目指しています。今日持って来た資料にはその具体的な事例が書かれています。是非参考にして下さい。」と報告し、連絡会議は終わりました。それにしても、災害のたびにいつも憤りが出てきますが、何故被災者主体にコトが進まないのか、天を仰ぐばかりです。私たち支援者もあきらめてはならないと決意する次第です。これからもご支援をよろしくお願いします。(村井雅清)
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〈〈緊急のお願いです!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1300㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。 

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第56報

9月10日は、2015年の関東・東北豪雨から5年の日でした。当時、鬼怒川の堤防が決壊する映像をみて、衝撃を受けたことを思い出します。現在当センターが、POSKO支援をしている熊本県の坂本町で活動してるコミサポひろしまの小玉さんと茨城県の常総市に入り支援活動を行いました。常総市では、市の約3分の1が浸水し、5千棟以上が全半壊し、指定避難所や福祉避難所も浸水してしまいました。今回呼びかけさせて頂いているお米支援ではその時のご縁で、地元の保健師の方や社会福祉協議会の関係者の方にもお米をご提供頂きました。
 大変な状況を乗り越えてきたみなさんですが、こうして、被災地から被災地へとバトンがつながれていることに感謝致します。

村井顧問の現地レポートの続きを以下に紹介致します。       (増島 智子)

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 昨日に続いて報告Ⅱです。会議に参加されていた議員も、やはり本人申請主義について、「行政は何故もっと被災者の立場に寄り添えられないのか!」と声を荒げていました。私も毎回の災害で、この制度はなんとかならないのかと思うことです。被災者は役所に足を運ぶごとに、心が折れるのです。そして最後はあきらめるのです。会議では「罹災証明を取得することすらあきらめる被災者がいるのです」という衝撃的な事例も報告されました。このように災害で被害を受け、行政手続きでも災難に遭うと言う被災者が少なくないのが浮かび上がってきます。児童虐待が続く深刻な社会情勢の中で、一定の条件付きで代理人申請が認められています。支援者は根気よく代理人申請を認めさせることが大切なのではないでしょうか?

私からは、この7月豪雨災害での取り組みとして、「POSKO支援」を報告しました。ボランティアは熊本県内に限るとされているために、ならば県外ボランティアとして出来ることはないだろうかと考えた結果の支援アイデアです。また後ほどこのレポートでも紹介しますが、POSKOを訪ねてお話を聞かせて頂いていると、涙、涙の人と人のつながりを感じます。この話はまた後ほどのレポートを楽しみにしておいて下さい。では明日は芦北町での連絡会議の報告の第3回です。         つづく…
                      (村井雅清)
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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第55報

発災から2ヶ月を過ぎた被災地では復旧作業が進む中、被災者のみなさんは様々な補償などの書類申請といった事務手続きを行わなくてはなりません。災害を受けたショックと煩雑な手続きに心が折れそうになります。ボランティアが圧倒的に少ない中で、被災者の疲労の色も濃くなります。報告にもあるように、被災者に希望を持ってもらえるような寄り添いが求められます。
昨日、村井顧問が3度目の派遣として現地入りしました。9日は水俣ほたるの家の谷さんに招かれ以下のような会議に参加させてもらいました。以下、村井の報告です。

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 昨日9日、熊本県芦北町で第5回熊本豪雨災害被災者支援連絡会議(芦北・水俣地域)が開かれました。参加者の中には50年来の水俣病とのつながりが背景にもあることから伝えることも多いので報告を3回に分けて行います。いきなり私ごとで恐縮ですが、水俣病のことをテレビで見て知り、1971年に初めて水俣に入り、以後神戸で水俣病被害者の支援活動を始めます。やがて被害者は裁判や東京にある株式会社チッソ本社での救済を求めての交渉が続く中、漁業が中心ですが、被害者は甘夏ミカン栽培にも関わっています。その「水俣の甘夏」を神戸に産直し、神戸はじめ周辺に住む協力者に買って貰って、その収益を水俣に還元するという支援を続けて40年を超えます。この会議に甘夏生産者の家族4人が参加して下さったのです。「津奈木甘夏生産者の会」の方々です。「村井さんが来られると聞いたので会いに来ました」と言われたのですが、山崩れによる土砂災害の危険性のあるこの豪雨災害の被災者でもありました。

会議の参加者は、事業が出来なくなった方や小学校の先生および市会・町会議員さんなど約10数名が集い、本ニュースでも何度も紹介してきた谷さんの進行で始まりました。自己紹介から進行されるのですが、被災者で事業が出来なくなったというTさんが、静かに語りだしたのです。「なんもかも泥水に流され、未遂に終わったけど、一度は死のうと思い自殺をした」と。従来のグループ補助金を拡充・柔軟にした「なりわい再建支援補助金」という中小・小規模事業者への救済制度があります。Tさんは「再建のために少しでも援助をしてくれると再建しようと頑張れるのですが、役所の手続きの大変さで、やる気が萎えてしまいそうになるのです」と。ほんとうにいつも感じることですが、もっと被災者に寄り添った対応が出来ないものかと、腹立たしい限りです。
つづく…(村井雅清)
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事務所には、みなさまの心のこもったお米が、姫路市や東京などから届いています。まだまだお米を募集していますので、どうぞご協力お願いします。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第54報

台風10号により、鹿児島県や長崎県を中心に約7万戸(8日11時現在)が停電をしており、避難先の民家で発電機による一酸化炭素中毒の疑いのある犠牲者が出てしまいました。長引く停電により、熱中症などの関連死も心配です。安全なところに避難し、一日も早い復旧を願わずにはいられません。
今日、村井顧問が神戸を出発し、明日から球磨村などに入ります。以下、増島の報告です。 

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 今回の滞在中では、コミサポひろしまのみなさんと一緒に坂本町での家屋の再生のお手伝いをさせて頂きました。一階はほぼ被災し、2階の床上までも被災しているお宅もあります。秀岳館の高校生は毎日のように来てくれて、泥出しや土壁を取り除いたり、清掃したりと頼れる存在でした。
私も、Mさん宅を毎日お邪魔して清掃活動を続けていました。そこへ、熊本地震の時に西原村で一緒に活動していた軽トラ部隊の森田さんがお手伝いに来てくれました。コミサポひろしまにもなんと一緒に軽トラ部隊で活動していたボランティア仲間の田中さんがおられ、久しぶりの再会を果たせたようです。
そして、森田さんと一緒にMさん宅へ。Mさんも病院に通いながら、家の様子を見に来ています。毎日少しずつきれいになっていく自宅を見ながら、「どんどんきれいになって、こんな幸せなことはないよ」となんとうれしい言葉でしょう。この日は、ボランティアセンターからも女性数名が参加してみるみるきれいになっていきます。泥だらけ、埃だらけの床やむき出しになった床下の根太などをたわしのようなものでブラッシングをして、雑巾で噴き上げて、消毒をしたり、きれいになったところを汚さないように養生したりと毎日少しずつですが、家を再生していきます。木材に入り込んだ泥は拭いても拭いても埃が湧いてきます。それでも何度も何度も拭き上げていきます。とても根気のいる作業です。それでもきれいになっていく柱や梁をみているとこちらもうれしくなります。本当に水害の後は地道な根気のいる作業が長く続きます。

そんな中、人吉市内にあるPOSKOにお米などの物資をお届けしてきました。「お米はとても喜ばれます。ちょうど無くなりかけていたので、これで少し助かります」と、とても喜んでもらえました。また、Sonotas株式会社様からご提供頂いた、ハンドクリームなどもお届けさせて頂きました。水害後の片付けで荒れた手を潤してくれます。天然製油からできたクリームはこちらも好評です。
元教師の女性たちが手探りで始めた物資拠点POSKOを通して、在宅避難者へサポートをしています。災害後に避難所にもいかずに、お風呂場に椅子を並べただけで、在宅避難をしていた男性に出会い、ずっとその方の支援をしています。「お弁当は避難所でもらえるよ!」などの情報も伝えています。彼女たちは「とにかく情報が欲しい!」と、被災して停電して、家電もない中で、ネットや携帯もつながらず、高齢者はなおのことを、紙で情報がほしいと訴えていました。取りこぼされそうな被災者に寄り添いながら、こちらでも被災家屋の再生を考えているそうです。また、障害のある子どもたちへの支援も何かできないかと検討しているそうです。

水害では本当に気の遠くなるような地味で根気のいる作業が延々と続きます。それに加えて、様々な補償制度の手続きなど、時に心折れそうになる被災者一人ひとりに、ボランティアが丁寧に寄り添っています。これからもどうか息の長いご支援をよろしくお願いします。 (増島 智子)
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〈〈緊急のお願いです!!〉〉
お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。お米は大変喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。現在約1300㎏を越えました。お米は重宝されていますのでお米集めはまだしばらく続けたいと思いますので、引き続きご支援をお願いします。 

【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第52報

大型で強い特別警報級の台風10号は、昨日午後9時ごろには沖縄・南大東島辺りから北北西に進んでおり、今晩(6日)夜には鹿児島に上陸するだろうと言われています。

 被災地球磨村の様子を午前8時頃に尋ねたところ、渡の島田・峯地区区長大原さんから次のような第1報が届きました。
「おはようございます。 降ったり止んだりですね。 
不気味な静けさ、午前中に保育園を開けて準備をします。 
うちの隣の公民館も開放します。 
村役場が放送している避難所は、多良木高校と一勝地地区なので峯や島田の人たちは遠いですね。」ということで、大原さんがお世話をしている島田・峯地区のみなさんは、公民館か高台にある保育園に避難することになるようです。とにかく早期の避難を願うところです。
台風10号は、5000人以上の命を奪った伊勢湾台風級(1959)の強い台風だとのことです。ほんとうに心配ですが、7月の球磨川の氾濫による豪雨災害後の復旧すらままならない中で、この上この台風が襲うと、もうやるせないという思いが強くなるばかりです。被害が軽微に終わることを祈るばかりです。

私は8日、3度目の熊本入りをします。新たなPOSKOとつながりましたのでお米などを届けに参ります。ただ、台風10号の傷跡がどの程度残るのか心配で、高速道路の通行不可や国道219号線の通行止めなどが再び行われる可能性が大です。
そして、今最も気がかりなのが、在宅避難の方々の健康被害です。すでに報道でも紹介されていますが、クーラーもない、カビだらけの自宅で暮らしている被災者が少なくありません。障害を持っておられる方々は、避難所での集団生活を敬遠される方もおられます。避難所で貰ったお弁当を夜に半分、翌朝に半分食べ、昼は抜くという生活の方も報道されていました。とにかく行政が徹底したローラー作戦で、取り残されている被災者を救助して欲しいと思います。ボランティアでは限界なのです。
                               (村井雅清)

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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第51報

「2020年7月豪雨・被災地の現場から(第3回)」オンライン会議報告NO3

 猛暑が続く中で、台風9号、10号と続いています。9号は、今晩九州西北をかすめるように北上するようです。佐賀、長崎辺りへの影響が心配されます。続いて台風10号も大型で、2年前の西日本を襲った台風と同じ進路かもという心配な予測がされています。
さて昨日に続いて「2020年7月豪雨・被災地の現場から(第3回)」オンライン会議報告NO3を配信させて頂きます。

 第3回は水俣の谷洋一さんからの報告です。本レポートでも度々紹介して来ましたが、谷さんは、1970年代に水俣に入り、以後50年になりますが、水俣病事件の被災者支援とアジアを中心とした水銀中毒被災者との連帯や水銀条約に関する提言活動など、水俣に住みながら、被害者と共に闘ってこられた第一人者です。加えてこれまでにも「水俣市宝川内集地区土砂災害(2003)や熊本地震(2016)の時にも支援活動をされていますが、そもそも水俣病被害者の日常支援をしているため、災害の事前・事後には安否確認や見守りは日常の延長でもある活動なのです。今回の「2020年7月豪雨災害」においても、谷さんが住む芦北町津奈木での土砂災害や女島集落での被害など、地元の被害もありながらも、八代市坂本町、熊本県人吉市内、球磨郡球磨村などの被災地全域を見守って来られてきました。

 今回の報告で、印象的だったのは、球磨川流域で長く孤立していた芦北町白石や小口などの支援を早くから続けており、1971年の球磨川の氾濫の苦い経験をもとに、白石、小口などは2段階のかさ上げをしていたにもかかわらず、今回はそれを上回る水量だったために被害を受けたと、対岸からその2段階かさ上げがはっきりと分かる写真を紹介しながら説明してくれたことです。恥ずかしながら私は一緒に回っていて、谷さんから説明を受けるまではそのことに気づいていませんでした。さすがに水俣病の解明にも尽力されてきた豊富な経験が、こういう時にも自然にでてくるところが、すばらしいなぁと感心していました。私事で恐縮ですが谷さんとは50年来のお付き合いをさせて頂いてきましたが、今回の被災地視察にも大きなお力添えを頂いています。(POSKOの一つとしてご支援もさせて頂いています)。そして球磨川による自然の恵みの一つである鮎との共生が暮らしの一部であることが、白石集落を訪問した時に被害家屋の入り口に鮎を捕獲するための投網が干されていたのを教えてくれました。こうして谷さんと歩いていると、自然と暮らしの一体化がよくわかります。貴重な経験をさせて頂きました。

谷さんが、最後に強調されていたことは、防災・減災に関する取り組みは行政区を越えて行わなければならないということでした。芦北町と球磨村は隣接しているので、お互いに何事においても協力関係を築いておくことが大事だということでした。このことも、要は生活文化圏を考えると、普段の交易が住んでいる行政区ではなく、隣の行政区であるということも少なくないということを考慮しなければならないということでしょう。今回被災を受けた大分県中津江村も、普段の生活圏は隣の熊本県小国町などだとのことでした。従って県外ボランティアが被災地にはいるのは許されないというのは、被災地によって現実的ではないということが容易に判断できることです。
今後の課題にして欲しいと願うばかりです。(村井雅清)

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