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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第76報

7月豪雨災害から3ヶ月が経ちました。西日本新聞(10月3日付)では「熊本県南部の球磨川流域の氾濫などで死者65人、行方不明者2人の甚大な被害が出た7月の豪雨災害から、4日で3カ月を迎える。避難者数はピーク時の3割弱に減ったものの、369世帯701人(1日現在)が避難所で不便な生活を余儀なくされており、住まいの確保が喫緊の課題となっている。~中略~住まいの確保に向け、県は7市町村で22団地775戸の仮設住宅建設に着手。完成は約4割の13団地296戸にとどまっている。このほか、みなし仮設や公営住宅に483世帯1136人(9月25日現在)が身を寄せる。県は、在宅避難者も数百人規模でいるとみて支援態勢の充実を急ぐ。」と伝えています。

在宅避難者は少なくとも600人いるとのこと。水害で被害を受けた2階で生活をしながら家の再建を見守っている人もいます。また、今回の7月豪雨災害では、この3ヶ月のボランティアの人数は3万4千人、熊本地震、西日本豪雨の40%以下のボランティアしか動いていません。兵庫県では今後の大規模災害に備えてボランティアに行く人に対してPCR検査の費用を一部補助する方向で検討中ですが、前向きに考えているようです。また民間では、早い段階からピースウィンズ・ジャパンというNGOが、東京大学先端科学技術研究センター(先端研)および村上財団とともに募金を募り、新型コロナウイルス精密抗体検査の大規模実施を行ってきています。このような取り組みが、まさに産官学民の連携のもと、全国的に広がればと願うばかりです。

 ところで以前のニュースでも紹介させて頂きましたが、半壊認定を受けたお宅で、住民さんもその認定に納得がいかないので、当センターの連携団体の「おもやいボランティアセンター(佐賀県・武雄)」の建築士メンバーに相談しました。その回答では非木造住宅(RC工法)では、浸水高での判定が加味されないということで、半壊認定となったそうです。躯体に被害はなくても家財道具一式を流され、壁や床、建具、トイレ、キッチン、風呂も被害を受けているのに、躯体があるばかりに半壊というのは建築士も同様にやはり納得がいきません。被害認定をするための損害割合算出の計算が現在は地震での基準になっているため、水害に対応した算出方法にも方法に見直すべきだと思います。
3ヶ月を過ぎた被災地では、まだまだ埋もれた課題や充分な支援から漏れた被災者がたくさんおられます。どうぞ今後ともご支援よろしくお願いします。 (増島智子)

〈〈まだまだお米を集めています!〉〉
 稲刈りが終わり、古米が残っている農家さんが、「被災者のために・・・・」と寄贈して下さるのか、有難いことにお米は引き続き集まっています。先日も被災者の方が、「今一番欲しい救援物資は何ですか?」と尋ねたら、「お米が一番嬉しい!」とおっしゃいました。先日ももう3カ月になりガスも、電気も、水も使えるようになったので、お米は有難い!と感謝されています。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思います。お米を少しでもいいですから提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。当センターからお米の提供をお願いして以来、全国各地のみなさまから賛同を得て届けて下さっています。引き続きご支援をお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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