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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第89報

お米は不思議な力を生みだす魔法のよう!!
 全国のみなさまから被災地へと、お米を頂いています。実は、原則当NGOは災害後の支援活動として救援物資を集めて被災地に送るという支援はほとんどしません。それは、救援物資が二次災害にもなるという事例が過去にもあり、海外の支援でも医薬品などの緊急に必要な物資が一時的に送れなくなるという事態になったからです。以後、「できればお金を寄付して下さい。お金ならば被災現地で物資を調達し、提供することで被災地の経済再建にも少しでも役に立つからです。」と寄付を求めていました。
 しかし、今回お米が喜ばれるということからみなさまにご協力を頂き、救援物資として集めることにしました。丁度、先日10月24日付け毎日新聞「余録」に以下のような内容が紹介されておりました。是非、ご一読下されば光栄です。

―この秋とれた新米を今年米ともいう。「病む母の粥(かゆ)にまづ炊く今年米/根岸善雄(ねぎし・よしお)」。句の作者の心のどこかには、コメには邪気を払い、人を元気づける霊力があると考えた昔の人の思いが生きていたのだろう。民俗学者の柳田国男(やなぎた・くにお)によれば、昔は重病の人の耳元でコメ粒入りの竹筒を振って音を聞かせる「振り米」の習俗があったという。コメの霊力による回復を願ったのだが、やがて「振り米までしたのに定命だ」とのみとりの儀式となる。またコメがハレの日の食物だった昔、火災や水害など凶事の際もコメが食べられたという。人の元気をよみがえらせる力が期待されたのだ。ならばコロナ禍の今こそコメの霊力の出番と思いきや、その需要の落ち込みが激しいという。(以下省略)―

 私はこの余録を拝見して、目から鱗というかお米ってこんな力があるんだ!と感激しました。そういえば小さい頃親から「ご飯粒を残すな!お百姓さんが苦労して作ってくれたことを忘れるな!」とよく怒られたことを思い出します。
 こうして考えて見ると、やはりお米は「霊力」でもあり、「元気づける力」「よみがえらせる力」ということを実感します。
 海外からも含めてこの間ご協力を頂いたみなさまは、「送るなら、やはりおいしいお米を送ろう!」ということで実に多彩な銘柄や有機米の数々を送って下さいます。また農事組合の方からも直接送られてきます。それは「きっとここのお米を召し上がって下さい!有機なので安心だし、ほんとうにおいしい自慢のお米です。」という霊力?を感じます。
 加えて、お米を買いに行く時間がないという方々は、「些少ですが、役立ててください。とご寄付を下さいます。お米はほんとうに不思議な力を生み出すようです。心から感謝を申し上げます。でもまだまだです。これからもご協力をお願いします。

〈〈まだまだお米を集めています!〉〉
 まだ避難所生活をされている方もおられますが、被災地では今後の復興ビジョンづくりのための動きが活発になっています。こうして、被災者の復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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