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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第109報

前号でボランティア元年の意義ついては次号で、と予告しました。次のように二人の識者がメッセージを出されています。一人は、亡くなられた評論家でもあり、医師でもあった加藤周一さんの言葉で、もう一人はノンフィクション作家の柳田邦男さんです。
 加藤周一さんは、「ボランティアが残した財産は、『多様性』の意義であろう。」と言われ、その意味するところは
ーこれがいいことだというのが一つあって、それにみんなが賛同すべきだと いう考え方をやめるように努力することが、集団としても大切だと思います。ー
と奥深いコメントを遺して下さっています。

前号で中井先生の言葉を紹介しましたように、「大量のボランティア」が様々な形で、様々な場所で代弁する被災者の言葉や被災地の状況を受け止めることが大切であるということは、柳田邦男さんが『柳田邦男「想定外」の罠  大震災と原発』(文藝春秋、2011.9.15第一刷発行)で書かれている次のメッセージを読むとより深く理解できるものです。それは
―ボランティア活動が自ら発見し開拓した現代ならではの意味とは、制度化の発達によって硬直化した社会の仕組み(特に行政のしくみ)の「隙間」を行動によって埋めたり縫合したりしつつ、人々と社会に「新しい価値観」の共有を呼びかけ、社会の仕組みの解体・再構築をはかろうとするところにある。その意味での「ボランティア元年」だったのだ。新しい市民社会の構築の哲学が、そこにはある。―と。

2020年7月豪雨発生以来、熊本県の被災地では、災害発生直後にPOSKO(インドネシアで災害後に出現する支援拠点のこと)という支援拠点、物資集積場所などが被災地のあちらこちらに出現しました。これが発災直後の被災地の最前線で活動されている支援拠点であり、ここでヒアリングをすれば、時間の経緯と共に変わる被災者の声が把握できるというものです。詳しいことは「2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース」を見て下されば嬉しいです。(ブログは写真も見ることができます。http://ngo-kyodo.org/2020kyusyunanbu/

 ボランティアは、救援物資を配りながら被災者の声に耳を傾け、救援物資が一通り行き届いたのでは、と判断すればイベントのサポートや心のケアという活動に発展し、寄り添い型の支援活動へと変化していきます。このPOSKOで活動する災害救援ボランティアはほとんど初心者でしょう。被災者とボランティアがつながり、豊かな関係を築くことをベースに「ボランティアさんがもっときてくれたら片付けが楽になる」「元の家に戻れるのか?役所は早く方針を出して欲しい」「2階屋根まで水に浸かり、何もかも水浸しになった。もうここには住めない」「避難所に行きたくても、家族に集団生活が難しい者がいるので行けないのよ」「避難所生活からやつと仮設住宅に入れたけれど、ここには2年しか住めないんだよね?」「公費解体と言われても、もっとじっくりと考える時間がなければ、なかなか判断ができない」「子どもの遊び場がない」「中・高・大学生が落ち着いて勉強ができない」「ダムは要らない。これまで長い間にわたって球磨川の恩恵を受けてきた」などなど、実に多彩な被災者の思いや悩みが“見える化”します。こうして見える化した被災者の生の声と真摯に向き合えば、何をすればいいのかが分かるというものです。日本は本人申請主義が原則なので、国や地方自治体にいろいろなことを直接お願いするにも、現実には届かない。だから、最前線で寄り添っているボランティアの声に耳を傾ければ、ほぼ被災者に対する支援策は出てくるというものだと思います。、柳田邦男さんが言われるように「新しい市民社会の構築の哲学が、そこにはある。」のです。「たかがボランティアかも知れませんが、されどボランティア」でしょう。(続く・村井雅清)

〈〈新年のお年玉として、お米を届けたいと思います。〉〉
 復興計画という話題がなされるように、被災地は復興への足音が聞こえてくる段階に入ってきたように感じます。全国から送られてくるおいしいお米を味わいながら、じっくりと将来のことを考えて下さることを切に願います。まだまだお米は喜ばれます。コロナ禍で誰もが大変な生活を余儀なくされておられる中でのお願いはほんとうに申し訳ないのですが、当センターが責任をもって、援助の届きにくい人たちを優先し、かつ必要な被災者に届けたいと思いますので、少しでもいいですからお米を提供して下さいませんか。何卒よろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・Yahooからも募金ができるようになりました!!
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240003/
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」と記入して下さい。

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