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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第128報

被災地を車で走っていると、あちらこちらで菜の花が群生しています。その場所は今回の水害で浸水した畑や田んぼのようです。「皮肉なことに、水害で田畑に泥が覆い、土が肥えたのでしょうね」と言われます。「なるほど!科学的に証明された訳ではないが東日本大震災の被災地でも海底が津波で攪拌されたために、養殖には格好の栄養のある海底になったのだろう」とベテランの漁師さんが言っていたことを思い出します。

 さて、前号で公費解体が進んでいるとお伝えしました。球磨村の神瀬地区のあるお寺は、球磨川沿いに建っているのですが、少し高く嵩上げをして建設したようですが、それでも本堂はぎりぎり床上浸水とならなかったのですが、隣にある庫裡(住まいの方)は少し本堂よりは低くなっているために床上浸水となりました。この庫裡は公費解体ではなく、お独り暮らしのここの住職さんとボランティアで泥だしをし、床板を剥がし、9ヶ月を過ぎてもそのままの状態です。この寺より数キロ下流に瀬戸石ダムがあり、今回の豪雨で大量の流木が貯まりあっけなくダム昨日は失い、「川は高い所から低いところへ流れるものだと思っていたら、低い方から上流のこの神瀬まで逆流してきたのよ!」という神瀬に住む女性の話。瀬戸石ダムがなければ、この寺も浸水しなかったのでは・・・・と思うのです。
 幸い?大規模判定を受けたが、庫裡は一間一間がかなり広く、一般の家とは少し違った造りになっています。住職さんのお話では「うちの檀家さんはこの地区の山奥に住んでおられる方もいて、昔は祭事の時には歩いてここまで来られ、1泊してまた家に帰るという形だったので、大家族でも泊まれるように造り込んでいた」そうです。なるほど!と一つ勉強させられました。お寺さんの場合は、一般の被害宅より優先順位が後回しになるのか、庫裡を再建できるめどは今もたっていません。寺も、地域コミュニティの再建には欠かせない施設だと思いますので、早く再建できることを願います。 
                                           (村井雅清)

〈〈相変わらずお米を集めています!〉〉
 昨年7月4日に豪雨災害が発生し、9カ月が過ぎました。有難いことに、今でも被災地にお米をと送って下さる方が途絶えません。ほんとうに心から感謝致します。お米はほんとうに喜ばれます。仮設住宅を訪問していても、お独り暮らしの方々も「お米は自分で焚きます」という方ほとんどです。今後ともよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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