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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第160報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―12>
 阪神・淡路大震災が発生した26年前の1995年に、地方分権推進法が成立しました。一日2万人のボランティアが被災地の最前線で被災者に寄り添い、被災地の惨状と被災者の実態を、さまざまな形で被災地内外に発信していました。それを受けて、メディアも最前線の姿を多様に配信していたのです。
つまり、災害が発生し、被災者主体の第1歩をサポートするには、こうしたボランティアの振る舞いに向きあうことが大変重要なことだったのです。当時、神戸大学医学部精神科医教授を務めておられた中井久夫さんは、『こころのケアセンター活動報告書 平成7年度「手さぐりの1年」』の中で、当時の貝原俊民兵庫県知事に「ひょうご心のケアセンター」の初代センター長を引き受けてくれないかと依頼され、その時に次のようなことを思慮されました。
—これは、日本の災害において初めて大量に投入されたボランティアの活動を引き継ぐものだという設立の由来を考えた。しかし、約40名の人数でボランティアの役割を肩代わりできるものではない。そこで、センター独自の役割を模索した結果、「行政とボランティアとの谷間を埋める」という定義を考えだした。—と。

被災者主体を具体的な行動に結びつけるには、こうして触媒となるボランティアを受け止める構造が被災者を支えるものとして不可欠だということを中井先生は見事に看破していたのです。昨年の豪雨災害で被害に遭った熊本県人吉市内の地域を中心に支え合い、助けあいの活動を展開し続けている「個庫茶屋メンバー」は、「公」に代わってこの構造を築き上げたようなものなのです。この活動がやがて人吉市の復興につながり、そして周辺の球磨郡球磨村や八代市坂本町という被災地に伝搬することでしょう。(次に続く)(村井雅清)

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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