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2020年7月豪雨水害に関する支援ニュース 第169報

<個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い―21>
 26年前の阪神・淡路大震災以来、私が所属するNGOは「一人ひとりに寄り添い」「最後の一人まで」を掲げて活動を続けてきました。昨年の豪雨災害で偶然出会った「個庫茶屋メンバー」の活動は、まさに被災者主体であり、「一人ひとりに寄り添い」つつ、「最後の一人まで」をモットーに、そもそも地域に住む人たちが、水害による損傷の程度の差はあれ、被害を受けた人たちが支え合っています。被災体験を基に災害に強い地域づくりを地で行っています。まさに「普段着の支え合い」なのです。誰もが支援という意識もないし、ボランティアという意識もなく活動をしており、同じ地域に住んでいるからこそ、夫婦の微妙な距離感や親子の関係までも薄々感じながら、お互いを気遣ってさらりと助け合うという、自然体の普段着のふるまいそのものがベースになっています。「地域」といっても、最近はその範囲が広がりつつあり、人吉市内にあるいは人吉・球磨地域にも、個庫茶屋メンバーの活動が浸透しつつあるように感じています。背伸びをせずに、身の丈にあった自分たちでできることをコツコツしようというスタイルです。こうしたふるまいが、地域の高校につながり、また人吉市内の旅館の女将に、そして身近な農家に、さらに民生委員や社会福祉協議会などのつながりへと広がっています。「自助、共助」であり、“来るものは拒まない”が特に「官助」に頼っている訳でもありません。
 日本は災害多発の国です。災害後の暮らしの再建の在り方は多様です。いろいろなあり方があっていいと思いますが、個庫茶屋メンバーさんのように「支援」とか、「ボランティア」とか身構えるのではなく、普段着のままで助け合いながら、暮らしが再建されるとすばらしいなあと感動します。是非、みなさまも参考にして下されば嬉しいです。本号で支援ニュースの特集として、「個庫茶屋メンバーの普段着の支え合い」を続けてきましたが、この号で終了します。おつき合いくださいまして、ありがとうございました。約2か月ぶりに16日から人吉・球磨に入ります。また近況をご報告しますのでこれからもご支援をお願いします。(完)(村井 雅清)  

〈〈懲りずにお米を集めています!〉〉
 5月の被災地訪問のお話として、「先日の被災地訪問でご縁があってあるお宅の法要に出席した時のこと。法要が終わってご住職がお話しされた中で、『もうすぐ1年になるのに、未だにお米はありませんか?』と寺に訪ねて来られる被災者がおられます。まだまだなんですね・・・・」」とご紹介したところ、東北の同じ法人から昨年に続き、今年も大量のお米の提供をという嬉しい話がありました。また、お米代として寄付をして下さる方も絶えません。まだまだお米は集め続けたいと思いますのでよろしくお願いします。
【送り先】
〒652-0801 兵庫県神戸市兵庫区中道通2-1-10 TEL078-574-0701
「被災地NGO恊働センター」まで
(注)現金でもお受けしていますので、下記の方法でお申し込みください。その場合通信欄に「お米代」とご記入ください。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
・郵便振替
    口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
    ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「7月豪雨」もしくは「POSKO 」と記入して下さい。

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