2021年8月豪雨(仮称)支援レポートー17

(武雄からの現地レポートです。)
 昨日は配食サービスに行きました。鹿島市のお寺の方が時々お弁当を作ってくれます。手の込んだ料理に住民さんも疲れた身体を癒しています。ちょうど、この日から週3日、市からの配食サービスも始まりました。まだ、台所が使えない方も多く、大事な食事をみんなで支えています。災害時はコンビニ弁、レトルト食品、炭水化物過多になり、野菜不足になることが多々あるのでこんなお弁当はとても助かります。SEMAを通じて企業のみなさんからも飲料や物資などをご支援頂いています!
また、ボランティアもいろんな技術を持った人がきてくれます。今日は、髪を染めたいという元美容師さんのお宅に伺い髪を染めたり、カットをしたりしました。近所の方も一緒にカットさせて頂きました。元美容室だけあって、椅子やシャンプー台はそのままあるので、住民さんも昔取った杵柄と言わんばかりに、テキパキと動いていました。

 ある方は、前回の水害で行きつけの美容室が閉店して、それからずっと美容室に行けずにずっと自分で髪を切ってきたそうです。今回は、久しぶりにカットと髪染め、シャンプーまでしてもらってとてもよかったと言ってくれました。おしゃべりをしながらすっきり、きれいになって思わず笑顔がこぼれました。
 また、ボランティアの中には、機械関係に詳しい人もいて、水害に欠かせない送風機を直してくれたり、レンジや電気系統まで直してくれる人もいます。困ったときの「○○さーん!」です。
ボランティアは一人ひとりの暮らしにあった再建のお手伝いができる人材の宝庫です。おもやいボランティアセンターにはそんな技術や特技をもった人たちがたくさんいて、そんな被災者の細かいニーズにあった支援活動を展開しています。26年前の阪神・淡路大震災から言われている「ボランティアは何でもありや!」が実践されている現場です。こうした「おもやい」の行動から、まさに災害ケースマネージメントを実践しています。

※災害ケースマネージメントとは、一人ひとりの課題、生活にあったくらしの再建に取り組んでいくこと。

(増島智子)             

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     口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
     ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2021年8月豪雨」と記入して下さい。 —

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