令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース NO.4

大きな余震がいまだ続き、救出作業を阻んでいます。そして、まだ多くの人たちが支援を待っています。昨晩、先遣隊が無事に神戸に戻りました。
現場の情況を共有しながら、二次派遣を検討します。

以下、現地のレポートです。

昨晩(1/2)からずっと雨が降り続く被災地。朝晩はかなり冷え込む。
中島町小牧の避難所「中島地区コミュニティセンター西岸分館」では、ライフラインが止まっている影響で、携帯電話やSNSが全く使えない。住民の方々は口々に「陸の孤島や」と語る。
その影響か外部からの支援はほとんど入っていない。
だが、区長さんはじめ壮年団、女性たちはじっとはしていない。外部からの支援がないならと、男性たちは自分たちで集落内の亀裂の入った道路を修復したり、陥没した集落内の249号線の迂回路への交通誘導したり、避難所の詰まったトイレの下水管を修理したり、自前の発電機で避難所に電気を供給したりしている。
避難所の中では、ある女性Mさんがリーダーとなって、避難している女性たちに声をかけて暖かいおにぎりを作ったり、物資の仕分けをしたり、簡易トイレの使い方をレクチャーしたりしている。また僕たちが提供したパンを素早く消費期限毎に分けて提供している。そして避難している人たちも、自宅から調理器具や食材、食料を持ち寄って来る。このあたりでは、このような助け合いを「えぇー」し合うという。
ここには、重機を持っている土建屋さん、水道修理屋さん、福祉施設職員、栄養管理士、県職員、消防団などの多彩な人たちがいて、それぞれの職能を活かして適材適所で自主的に避難所を運営しようとしている。
ただ、栄養管理士のAさんは、避難している大半の高齢者の栄養の偏りや運動不足を懸念している。(吉椿)

*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂き活動しています。

引き続き現地からの情報を発信していきます。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフー募金も開設しました!
 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008/
・郵便振替
   口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
   ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です