令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.37

能登半島地震から今日で2ヶ月が経ちました。被害家屋は7万5421棟にのぼり、いまだ1万1449人が避難生活を送り、断水は約1万8880棟で続いています。当センターが拠点を置く、七尾市では1万5283棟となり、4000棟で断水が続いています。上下水道の通率率は53%と報告されていますが、パイプなどの損傷により水が通せません。通水ができたと思ったら、家の中のトイレやお風呂が水浸しになったという人もいて、工事業者を待っている人がいます。こちらの拠点でも、まだ水が出ないので、簡易トイレや凝固剤、レトルト食品、紙皿などを求める人が多くいます。

同時に物資を配りながらみなさんの声を聞いています。

「これからの先のことが心配、あと片付け、家の解体等など、」

「子どもの預け先が時間短縮され、早めにお迎えに行かなければならないので、仕事量が減らさざるおえない状態です。」

全体的にも疲労がたまっている、食欲が減った、スーパーの総菜を食べている人などが多く、精神面でも落ち込み、不安が強い人が多いことが私たちのアンケートを見ても読み取れます。

 物資を通して、みなさんの不安の軽減やニーズにお応えしながら活動を進めています。

またお借りしている小牧集会所では、足湯や炊き出し、マッサージ子どもの居場所づくりなどをボランティアの人たちに力を借りながら提供しています。 神奈川県からマッサージボランティア来てくれた望月さんのレポート紹介します。

今回は、yoga仲間からの支援物資とともに、友人を引きつれこころとからだのケアに。 フォーハンドで一緒にほぐしたり、並んでお友達同士や母娘で受けてもらったり,マッサージを受けてもらうだけでなく、すぐそばにある手でできるタッチコミュニケーションをお伝えしたり、からだをゆるめるyogaや、おやすみ前のセルフケアをお伝えしてきました。 片付けが始まり、土嚢袋が重くて手が痛いと、前回氷のように冷たい手をされていた方は、すこし改善されていてホッ。 寝れない方にはヘッドマッサージのあとに呼吸法をお伝えしたり、アロマを使ったハンドケアでは、香りでリラックスできて、手だけでこんなに全身温まるんですね、笑顔を見せてくださいました。 避難所で寒くて家族でくっついて暖をとって寝ていたら、ヘルニアが再発してしまった方や、こんなに自分が疲れているのを自覚できていなかったという方もいらっしゃいました。 また、避難所の統廃合のお話に心が揺れている方も。 「一体これからどうやって生きていったらいいんだろう。」 「人生の終盤でこんなことが起こるなんて思ってもみなかった。でも、こうしていっしょに避難所で生活してきて、仲良くしてもらったり、ボランティアさんたちがきてくれたり、この歳でいろんなことを経験させてもらってる。」 お一人おひとり、歩幅は違えど、 ほんのひととき、「ふぅ〜。」と力を抜いてもらえるように、ポロリとつかえている言葉を吐き出してもらえるように、また伺います。

*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html


■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。
 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。


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