「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.67

「令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース」No.67

以前ご紹介した、学生ボランティアの南太賀くんのレポートを紹介します。小牧集会所の拠点を通して、たくさんの人たちが繋がっています。(増島)

【長崎県警の能登半島支援】

  現在の能登半島は全国各地からの応援で警察や自衛隊のみならず多くの行政職員を見かけます。その中でも今回被災地NGO恊働センターが拠点にしている七尾市中島町小牧の集会所にパトロール途中の長崎県警の警察官が訪ねてきてくださいました。正直、警察官がくるとみんなそわそわしてしまいますが、その警察官の方は「非番の日にボランティアをしたいんです。」と言われたのです。実は私の父と兄は長崎県警の警察官で生まれたときから警察官に囲まれて育ってきました。そんな私にとって繋がりのある方がそんな思いがあるというだけでとても嬉しいのですが、実際に非番の日に電車を乗り継いで2回もボランティアをするために来てくださいました。 2回目には自分の兄の同期の警察官と2人で来てくださり、住民さんの困りごとを難なくこなしていただきました。その他にもパトロール中に小牧の拠点や、マルシェ、仮設住宅での炊き出しの時に顔を出し、住民さんだけでなく、我々支援者にも笑顔を届けて下さいました。長年にわたって全国の被災地を支援しているスタッフも「今までこんなこと無かった!警察のイメージが変わった!」と喜んでおり、私も誇らしげな気分になりました。

(兵庫県立大学院減災復興政策研究科・南太賀)


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