「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.95 水害篇―3
一昨日(9/24)の報告です。
前日に引き続き、輪島市内へ。
地震から約9ヶ月が経ち、祭りなども行われ活気を取り戻し、少しずつ公費解体も進み出して景色が変わりつつあるように感じていました。ですが、今は土に汚れ、住民さんが言われた『また、リセットや。』という言葉が悲しく響きます。
この日も4つの現場に分かれ、泥のかき出しや家財の搬出、床板の洗浄などを行なっていました。自分が作業していると、隣のお宅のご夫婦が不安定な椅子を足場に窓から入ろうとしいました。危険を感じ、声をかけて家に入るのを少し補助させて頂きました。詳しくお話を聞くと、
『地震で隣の家が崩れ、自宅の玄関が潰れてしまった。準半壊だが、勝手口を玄関にしてここで生活しているけど、勝手口も土砂が溜まって出入りできなくなったからこの窓から入るしかない。』
『昨日ようやく家に入れて、少し片付けたけど、夫婦2人じゃ全然進まない。社協に電話したけど、いつ来てもらえるかわからない。周りが片付けてるのを見ていると焦ってしまうけど、何をすればいいかわからない。』
とおっしゃられており、地震に次ぐ水害に混乱されている様子でした。我々もお手伝いできることを伝え、翌日から対応させていただきました。
被災者の方々の状況は多種多様で、地震被害を乗り越えて、生活を取り戻そうとしている中での豪雨被害は本当に心が痛みます。『もうこんな所、人がいなくなるよ。本当に。』と肩を落とす住民さんもいます。今こそ、数多くのボランティアが必要だと強く感じます。どうかお力をお貸しください。(学生スタッフ南太賀)
*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。
引き続き現地からの情報を発信していきます。
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