「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.96 水害篇―4
能登半島支援 緊急支援のお願い!!
昨日26日午後、輪島市西保地区上大沢の区長さんとお父さんが、「やつとヘリで、緊急搬送されました。輪島市の仮設住宅です。ここは水害の被害はないので水も出ます。父親も元気です。ご心配をかけました。5日間上山に避難していました・・・・」と一報が入り、ホッとしました。同集落のNさんが一度歩いて上大沢を行かれた時に、「間垣も流され、田んぼも泥だらけになり、林道の途中は倒木と土砂で大変な状態だ・・・・」と悲鳴を上げていたので、心配していたのです。区長さんはあの21日に父親と、上流の上山地区に避難しかけたのです。しかし、途中で大雨に会い足止め状態だったのですが、何とかそこを脱出して、上山地区の知人宅に避難できたとのこと。「あの避難時の状況を思い出せば、上大沢に住めるようになるには、相当な時間がかかるでしょうね」と意気消沈されたようなお声でした。ほんとうに今回の記録的大雨は、想像以上の被害です。
一方遅くなりましたが、以下24日に珠洲市や輪島市内で活動してきたレポートです。学生スタッフのTとSに大阪ボラ協のKさんが同行して、まず珠洲市は外浦の高屋町の仮設団地を訪問し水を届けて来ました。輪島市内の現場は継続4案件と浄明寺経由で新規案件1件の現場調査に行きました。。
継続ニーズは床下にもぐっての泥だしと掃除(おもやいの尾崎、四番隊の加藤、新宗連、個人ボラなどで)対応、もう一軒はお食事処“やぶ新橋”の泥だしでこの店は地震で冷蔵庫など全て入れ換えて再開したばかりでの水害被害でした。ここは新宗連2名で対応。別の個人宅伊川邸は、泥だしと家財搬出(三宅、ともこ、住民さんの職場の応援部隊で対応)。23日に学生スタッフTが入り、椅子に上って家屋に入っていたところで、重機ボランティアに家の前の土砂を撤去してもらい、家に入れるようになりました。その隣はやぶ新橋の自宅で、ここはパルシステム8人に入ってもらい、泥だしと家財搬出です。
もう、一軒は現場調査で、現在仮設に住んでいて、必要なものは公費解体予定の自宅に保管していたところ、1階が胸くらいまでの高さの浸水で多くの家財が浸水し、かなり諦めモード。
みなさんそうですが、2度の被災で、やけになって家財を捨ててしまう傾向がとても強いです。できるだけ無事なものは捨てないで、一時置いておきましょうとアドバイスをさせて頂きました。
随分道路は乾き始めた部分もあり、土埃が酷いです。家屋の中はシャバシャバな泥水がドンドンでて来る状態で、水切りワイパーを重宝しています。角スコップもいまは必要です。断水箇所もあるので、バケツを設置できるタイプの高圧洗浄が必要です。電源も必要なところもあります。いつもの水害後より、かなり手ごわい感じがします。
(増島智子、被災地NGO恊働センター顧問 村井雅清)
*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成を頂き活動しています。
*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。
引き続き現地からの情報を発信していきます。
ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008
・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。
コメントを残す