「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.119
やさしや足湯隊レポートNo.12
やさしや足湯隊では、CODE海外災害援助市民センターのインターンも活躍しています。今回は第21便を率いた安福瑞希さんの感想レポートです。
ぜひご一読ください!
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第5次水害隊は10月27日、避難所である輪島中学校で足湯を行った。発災から約10か月後、私は初めて避難所を訪れた。輪島中学校は約70人が避難されており、その多くが高齢者、そして地震と水害の二重被害を受けた地区の方々だ。体育館内は非常に静かで、避難者らは近所同士静かに話しているのが印象的であった。
一番に驚いたことは避難所の食についてだ。時々炊き出しが行われるそうだが、基本的に朝はパン、昼と夜はお弁当が支給されている。
その日の夜ご飯はコロッケがご飯の上に乗った野菜カレーだった。高齢者には重たすぎる食事だと率直に感じた。足湯に来てくれた方は「足がいきる(火照る)」と度々呟く。後で調べると、脂っこい食事は血液をドロドロにし、血流不良を起こしてしまう。よって本来なら心臓に戻る血液が足の裏に滞り熱を帯びてしまうそうだ。
小さな体調の変化でも後々大きな病気にも繋がりかねない。1週間で見守り職員が交代する避難所は小さな変化に気づくことは難しいかもしれない。足湯隊も常時見守ることが出来ない分、『つぶやき』から小さな変化に気づく存在になりたい。
(神戸学院大学3年安福瑞希)
*「やさしや足湯隊」は被災地NGO恊働センターとCODE海外災害援助市民センターによって活動を。
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引き続き現地からの情報を発信していきます。
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