「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.129

「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.129

やさしや足湯隊レポートNo.18

第28次足湯隊の活動では神戸市に在住されているウクライナ避難民の方2名が能登のボランティアに参加され、ウクライナ料理交流会・足湯ボランティアを行いました。

また、グリコユニオンさんもボランティアに協力してくださり、計21名で3月15日から18日までの4日間、活動を行いました。

今回も二班に分かれて、

3月16日 三崎町第一団地、じんのび広場、七尾市総合体育館

3月17日 宅田町第一団地、港町団地、森本石油さんと一緒に千手院

にて仮設住宅入居者、在宅避難者など多くの住民の方々に足湯ボランティア、千手院では復旧に向けた作業のお手伝いをさせていただきました。

ウクライナと能登の方々の交流会の記事はこちら

https://www.facebook.com/share/p/19E4DuziNj/?mibextid=wwXIfr

https://www.facebook.com/share/p/16Bt3KHZzP/?mibextid=wwXIfr

 

今回の足湯ボランティアでお話された「つぶやき」です。

◎足湯ボランティアでの「つぶやき」

【足湯について】

・こういう機会は癒される。誰かと話すことは大事だと思うようになった。スッキリしました。(三崎町第一団地仮設住宅、70代、女性)

・足湯は3回目です。気持ちよくて嬉しい。家でお風呂には入るけど、また違う。(宅田町第一団地仮設住宅、70代、女性)

【地震直後のこと】

・震災時に三件隣の家の人が土砂が家に流れ込んで来て逃げれなくて亡くなられた。避難所生活してた頃、1ヶ月間車中泊をしていた。猫を3匹飼ってて、猫はずっと車の中に置いて、寝る時だけ車に行って猫とねてた。(港町団地仮設住宅、50代、女性)

・2ヶ月間水道が使えない生活だった。仮設住宅に住み始めた頃は、狭くて息苦しさを感じていた。(七尾市総合体育館、70代、女性)

【気持ち・体調】

・震災をきっかけに不眠症になった。お酒を飲んで寝るようにしている。病院に行ってもどうせ治らない。(三崎町第一団地仮設住宅、80代、女性)

・今は笑ってるけど、家では泣いているの。娘も待ってるけど、なかなか来られんし。家も解体で、これからどうしたらいいんかわからん。今日は楽しい日になった。来てよかった、ありがとうねぇ。(中島町第一団地仮設住宅 80代、女性)

【仮設住宅】

・地震前は部屋が7つある家に住んでいたが、今は2部屋しかなくて狭い。夜中に目が覚めた時などは部屋の狭さに息苦しさを感じる事がある。(七尾市総合体育館、70代、女性)

・雨の日でも卓球で集まれるのですごくいい!ここの集会所は他の仮設よりも大きいみたいだよね。本当に良かった。だけど、卓球しか楽しみがないんだよねー。。。(宅田第一団地仮設住宅、70代、女性)

【これからについて】

・家ではトマトと米を作っていたが、自宅が避難困難地域のため帰れないし、作ることはできない。それが残念だな。道はもう復旧はされないと市の職員から聞いている。そんなことは言ってほしくないな。時間がいくらかかっても家に帰られる道を作ってほしい。その頃に自分は生きていなくても。(宅田第一団地仮設住宅、70代、女性)

・(地震の後)早いうちに家を自費で壊したけど、未練ばっかり残ってる。
ずっと頭の中でぐるぐる考えてしまう。平穏な暮らしをしたいだけ、そんなに高望みをしているわけではないんだけどね。(七尾市総合体育館仮設、70代、女性)

【地域について】

・三崎は山も海もあって、移住しにおいでーって前は言ってたのよ。でも、地震があって。能登は綺麗なところなんだけどね。(三崎町第一団地仮設住宅、70代、女性)

・前までウニも、魚もたくさん取れていたのにねぇ。隆起して、陸と海の距離が離れたから全然取れなくなってしまった。寂しいね。宅田第一団地仮設住宅、70代、女性)

いつもやさしや足湯隊の活動にご協力いただいている皆さま、ありがとうございます。足湯隊は引き続き、足湯での寄り添いと被災された方々の声を発信していきます。

よろしくお願いします!

(CODE学生スタッフ 島村)


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