被災地である七尾市中島町でも、避難所の統廃合が始まっている。
現在町内にある5か所の各避難所の人数が十数名に減ってきた事から中島地区コミュニティセンター豊川分館1か所に集約する事になった。
豊川分館には地震直後、近隣の住民の方々が多数避難していたが、今はほとんどの方が自宅に戻ったそうだ。
この日、豊川出身で大阪大学4年生のTさんと民生委員Yさんの案内でワカモノヂカラプロジェクト(兵庫県姫路市)の大学生たちと一緒に地域の高齢者のお宅を訪問させていただいた。
さすが民生委員のYさんは地域の高齢者の事情をよく知っていて、家の裏口に入って行って耳の遠い高齢者のいそうな部屋に向かって声をかけると、奥からゆっくり杖をついて出てこられる。皆さん、Yさんの顔を見ると嬉しそうに話し出す。
だが、「私は身体が動かないから愛知から弟が来て家の片付けをやってもらっているの」「水汲みして体がしんどいわ」、「剥がれ落ちた壁を息子たちが片付けてくれたのよ」、「息子が連休で金沢から戻って来て片付けてくれてるの」などの声も聞こえてくる。
高齢者の人たちは、地震後の様々な対応を家族や身内で何とか乗り越えようとしている。
YさんやTさんのような地元の方と一緒に一軒一軒歩いてアウトリーチしていかないと被災した人たちの姿は見えてこない。(吉椿)
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