「やさしや足湯隊ニュース」No.9
やさしや足湯隊では、ボランティア活動後に参加メンバーから感想をいただいています。
本ニュースでは、これまで足湯隊に参加した様々なボランティアの視点から見た能登を発信しています。今回は第二次足湯隊(2/26~2/29)に参加されたビュルデゥルチュン・アジャル・ボライんさん(チャナッカレ大学4年生で現在、東京京学芸大学の日本語日本文化研修生)です。
アジャルさんは、去年のトルコ・シリア地震のCODEの第三次派遣で通訳ボランティアとして活動してくれました。
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昨年の2月6日にトルコで地震が発生し、6万人の命が失われました。例に漏れず、日本から様々な支援がありました。その中で、特に「CODE海外災害援助市民センター」にもトルコ人として感謝の意を捧げたいと思います。私も日本語専攻のアジャルとしてCODEと一緒に被災地に参り、ボランティアで通訳いたしました。
今回は日本にいるアジャルとして是非それをお返ししたい、被災地で自分ができることをやりたいと思い、2月26日に足湯ボランティアに参加させていただきました。
東京からまず金沢に到着し、金沢は何も問題なかったんですが、七尾と次の西岸まで向かう途中では破壊された家屋や陥没した道路が次第に見えてきました。ショベルカーみたいな作業機械より、住民達が自宅の屋根を自分自身で修理している姿を見て、被災地がまだまだボランティアの力が要ると感じました。
被災地でのボランティア活動中、最も困ったことは、石川県が非常に寒かったということです。到着翌日は雪が降りました。ですので、次の冬まで復興が必ず終わるべきだと考えました。
しかし、日本人が自らの悩みやニーズをあまり言ってくれない性格だと思うため、復興にどのように貢献できるかは色々考える必要がありました。今回、少人数省スペース少数の道具で手軽にできる足湯の活動で、被災地の皆様を心理的に支援することができたと、自負しています。
最初は足湯をやるのは少し恥ずかしく、上手くできるか心配でした。実は、重要なのは足湯を通じて「みんなの話を聞く」こと何ですが、もし相手が話してくれないならどうすればいいんだろうか。やはり、そういう心配は杞憂でした。足湯がやられるということ自体で被災地の人が「気持ちがいい」と言ってくれていました。
(ビュルデゥルチュン・アジャル・ボライ チャナッカレ大学4年生)
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*CODEでは、2015年にCODE未来基金を立ち上げ、災害NGOや国際協力を志す若者を応援しています。 未未来を担う若者たちの活動にご支援、ご協力お願いいたします。
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