熊本地震救援ニュース 第6報

昨日も熊本県八代地域で震度5弱、5強の地震が連続して被災地を襲った。「18日夜に熊本、大分で震度5強の揺れを観測して以降、地震は増加傾向 にある。」(産経新聞、2016・4・20)まったく地の中は安定する気配がない。さらに、専門家の指摘では日奈久断層帯付近での震度5は初めて だと指摘しいている。日々の不安が消えない。○そんな中で「ホッ!」とする話が・・・・・。「被災地に畳を届けるプロジェクト」が、昨日330枚の新品の畳を被災地に届けた。同プロジェクトの事務局は神戸の畳屋さんです。やはり21年前 の阪神・淡路大震災のお返しだ。避難所に運び込まれる様子がテレビで紹介されていたが、小学生らしい子どもが運ぶのを手伝っていたり、被災者が並 んで畳を頂き、自分の居場所に各々運んでいた。何故か「ホッ!」とする。○ボランティアセンター開設!!熊本市が22日にボランティアセンターを設置し、ボランティアの受入を始めることを発表した(活動制限あり)。全国の多くの人が、待ち望んでいた でしょう。でも考えてみれば、先述の“畳プロジェクト”もそうだが、すでに各々がボランタリーに動いている。しかも被災者もボランタリーに動いている。経験 豊富なNGOやボランティアも動いている。「ボランティアが入れない!と騒ぐこともないということだ」きちんと自分で考えて動けばいいのではない か。これからも、災害発生後こうして制限されるケースが出て来るだろう。でも、こうして被災者自身が「ボランティア化」したり、グループをつくっ て、支援に入っているNGOやボランティアグループと連携して「自助・共助・互助」活動を展開すればいいのではないかと気づいた。もし、災害に遭 遇し孤立してしまったらお互いが支え合うしかない。南阿蘇の避難所でも、被災した大学生たちが率先してボランティアをされている姿も紹介されてい た。◎昨日は、救援物資を届ける鈴木たちの佐賀チームが熊本市内の避難所になっている保育園に物資を提供した。一時のように物資が何もないという状況 は脱したようだ。◎宮本・頼政チームは、孤立しているのではないかという情報から阿蘇山中の大分県竹田市と隣接する「阿蘇郡産山村」の調査に入った。幸いというか 大きな被害がないとのこと。また隣県の竹田市へ買い物には行くことができるということで一安心だ。◎連日、エコノミークラス症候群の話題で持ちきりだ。すでにお伝えしたように、当NGOは、関連ネットワークのアドバイスも頂き、予防啓発チラシ を作成しすでに避難所等で配布している。チラシの配布は、「れんげ国際ボランティア会」(蓮華院誕生寺内)のご協力を得て、ボランティアに来られ ている「九州看護福祉大学」(玉名市)の学生さんたちが、炊き出し支援をしながら配布してくださっている。◎阪神・淡路大震災以来、当NGOにご協力を頂いている高野山真言宗の僧侶たちが熊本に到着した。今日の午前中には、先日益城町の公民館に避難し ている方から要望のあったカセットコンロを10台届けて頂く。
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