熊本地震救援ニュース 第14報

今朝、NHKを見ていると西原村の河原小学校避難所が紹介されていた。「住民主体の避難所運営」というテーマでした。避難所のリーダーは、消防団の団員でもあり実は村役場の総務課長でもあるという方です。リーダーは、「避難所運営にあたって、住民の誰一人も役に立たない人はいない!」と断言していました。確かに、小学生も救援物資を運ぶんだり、、体育館の床を掃除したりと働いている。また、元自衛官という人は、食事の時の人が動く
動線を考えて、ビュッフェ方式にし、好きなものをお皿にとって進んで行くという流れをつくった。そしてその料理は、もと小学校の調理師さんが担当。他にも地域には学校の先生がいて、保健師さんもいる・・・・。
 何故、このような体制が取れるのかという質問に、「大規模災害の時に、この村は孤立すると言われていた。日頃から訓練をしていた」とのこと。すばらしい!!

 そして圧巻は、小学生の女の子の言葉です。
「考えること と (大人)がいうことをすること と両方やっている。」

小学生がこんな哲学的なことを言えるということには感心させられるが、私たちは21年前の阪神・淡路大震災後に小学校6年生の女の子が書いた詩に衝撃を受け、ライフスタイルの見直しを誓ったものだ。その詩とは、
「きっと神様の罰があたったんや」「もう、モノはいらん。ぜいたくはいらん」「水も、電気も、何もかも、ムダに使うとった」「消防も、警察もこえへん(来ない)。いざというときは、やっぱり、ご近所さんや」「これからは、自然をいじめんの、やめとこ」というもの。

被災地の各所でボランティアの受け入れにとらぶっているという話も。被災地に入ればボランティアにとっては質を問われることになる。まさに

「考えること と (大人)がいうことをすること と両方やっている。」

お詫びと訂正:ニュース第13報で、西原村のボランティア受入対象を「九州在住者」と書きましたが、地域の限定はしていません。ただし200名と人数制限をしています。必ず事前に「熊本地震 西原村災害ボランティアセンター」のHPで確認してください。

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