熊本地震救援ニュース 第32報

<災害時におけるボランティア事情-13>
 先日ご紹介した西原村万徳地区にある「六地蔵」さんの修復および開眼法要が、高野山真言宗のみなさまのご協力で無事執り行われました。高野山真言宗のみなさま、厳粛な読経も唱えて下さいましてありがとうございました。
 そもそも、この六地蔵さんは村の指定文化財なのですが、地域の方が地震で倒れ側溝にはまったままの六地蔵さんを見て、忍びないのでなんとかならないか?という相談がボランティアセンターに持ち込まれたことから始まります。
 毎朝散歩をされている方なら気持ちがよく伝わると思いますが、散歩の途中であるお地蔵さんや神社仏閣がいつものように「お参り」ができないとなると、どこか落ち着かないというか、しっくり来ないのですよね!
 例えば、こうした場所で朝のラジオ体操でもしていると、やはりみんなで「なんとかしょうよ!」となるのでしょう。つまりこういう施設の修復というのは、被災を受けたコミュニティ再建にとって、とても大切なこととなるようです。こういうことから中越地震(2004年)以来、コミュニティ再生のためにということで、こうした修復費用が復興基金から拠出されたケースがあります。復興基金は、こうして柔軟な使途が可能な場合がありますので、熊本県で是非復興基金を設置して欲しいものですね!
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<ボランティア・バスに関連して>
 28日に、福岡からボランティア・バス(27人乗り中型)を出すことが決まり、みなさまにご案内を差し上げましたが、西日本鉄道と九州産交バスが下記のようなサービスを18日から実施しているようです。使われる方がいるでしょうから、是非みなさまこの情報を拡散してください。

●ボランティアのバス代割引    
▽西日本鉄道(福岡市)と九州産交バス(熊本市)は18日から、熊本地震の被災地で活動したボランティアを対象に、熊本発福岡方面行きの高速バス「ひのくに号」が1000円で乗車できるサービスを始める。割引額は最大1160円。各地の社会福祉協議会などが発行する「ボランティア活動証明書」を運転手に提示する。「熊本交通センター」や「益城インター口」などから乗車可能。6月30日まで。西鉄お客さまセンター=(0570)001010。

<お願い>
 今のところ、ボランティア・バスは合計20台を予定しています。でも、みなさんのご協力があればそれ以上のバスが出せます。一台(27人乗り)に要する費用は、約10万円です。50人の賛同者から、一口2000円のご寄付を頂戴すれば1台のバスが出せます。みなさんご協力くださいませ。
*お手数ですが、ご寄付は下記の郵便振替口座で振り込んでください。「通信欄」に「ボラ・バス」と記入ください。
 郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
銀行から振り込む時は
 ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター

-- ※"まけないぞう"支え合い募金

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