熊本地震救援ニュース 第34報

<災害時におけるボランティア事情-15>
 西原村でのボランティア活動に、農業支援が加わってきました。一応、一般のボランティアセンターと分けて、農業支援ボランティアセンターという形で受付も別にあります。
 まだ罹災証明の発行も終わっていないのに、復興の話をするのもやや抵抗があるのですが、西原村の復興には農業の再建抜きには考えられません。以前にも紹介しましたが、唐芋の苗付けボランティアを募集しています。下記に西原村「布田地区」の唐芋農家さんを紹介していますが、苗付けの期間は5月いっぱいと言われています。つまり、いわゆる農家さんにとっては、復旧も、復興も、ともすれば住まい再建も、どれも二の次なのかも知れません。農家さんにとっての「減災サイクル」は、発災からスタートするのではなく、この今しかできない「芋の苗付け」がスタートなのです。こういう事情を見ると、やはり被災者を一括りにしては被害が見えないのです。一人ひとりの被災者に寄り添わなければならないとはこういうことをいうのではないかと痛感する次第です。

<西原村布田地区の様子>
 この地域は断層の真上にあり、197世帯のほとんどが地震の被害を受け、全半壊の多い地域です。ここでは5人の方が亡くなりました。「ここにはもう住めない」という人、「畑があるから離れない」という人、まだまだみなさんどうしたらいいのか心を悩ませています。片付けをしているお宅にお邪魔してお話を伺いしました。ここでも危険宅地と危険家屋の赤紙が貼られ、それでも自宅から物を運び出しています。唐芋農家さんで、1町歩もあり、先日やっと芋の苗つけを終えたそうです。「もう片付けも疲れたし、気分も落ち込むし、こうして話ができて明るくなったよ」と最後に笑顔で見送ってくれました。
西原村の名産の唐芋の苗付けは雨の降る前日でないとできないそうです。芽を切って貯蔵庫で少し貯蔵して元気な状態にしてから植えるそうです。苗付けのタイミングがあるようですが、いまは地震の影響でそれも難しい農家さんもあるようです。農業ボランティアもそのお手伝いに追われています。
(◎ニュース第31報で紹介した「寺本わかばさん」(神戸大学)が、21日毎日新聞夕刊に紹介されています。)
古里支援1年休学(20160521毎日新聞夕刊)

●28日福岡発のボランティアバスには、まだ空き席があります。無料です。是非参加してください。参加希望者には詳しい資料を送ります。詳細の問い合わせは、村井まで090-3160-3816です。 (メールでの申し込みは、 info@ngo-kyodo.org まで)

<お願い>
 今のところ、ボランティア・バスは合計20台を予定しています。でも、みなさんのご協力があればそれ以上のバスが出せます。一台(27人乗り)に要する 費用は、約10万円です。50人の賛同者から、一口2000円のご寄付を頂戴すれば1台のバスが出せます。みなさんご協力くださいませ。
*お手数ですが、ご寄付は下記の郵便振替口座で振り込んでください。「通信欄」に「ボラ・バス」と記入ください。
 郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
銀行から振り込む時は
 ゆうちょ銀行 支店番号:一一九(イチイチキユウ)店/店番:119/当座0068556/受取人名:ヒサイチNGOキヨウドウセンター

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