熊本地震救援ニュース 第35報

<災害時におけるボランティア事情-16>
●足湯ボランティアが超人気!
阪神・淡路大震災から、災害後の避難所で続けている足湯ボランティアがだいぶ定着してきました。参加される大学生にも違和感なく受け入れられています。
21日~22日は、福岡大学の方12名、中央大学4名、関西学院大学4名の方が足湯活動に参加してくれました。そこに当センターの21年前からボランティア仲間の親子が子どもたちへのおもちゃのプレゼントを抱えて福岡からお手伝いに来てくれました。

大学生のみなさんは、講習会を受けた後、2チームに分かれて避難所で足湯活動をしてもらいました。西原村には西原中学校、山西小学校、河原小学校、西原村構造改善センター(福祉避難所)の4つの避難所があり、多くの人たちがいまだ避難生活をしています。もちろん他にも村外や県外にも避難生活に強いられている人も多くいます。避難所では、ご高齢の方が多く、若い学生の方が来てくれるとまるで孫が来てくれたかのようにとても喜んでくれます。中には「こんなこと息子にしてもらったことないです。本当にうれしいです。」「(脳梗塞で)左側が思うようにいかんのです。(足湯を受けて)あぁなんか左肩が楽になってきたような感じがします。」と話してくれました。
また、避難所に残っている人は、一日中何もすることがなく、退屈な時間を過ごしています。そこで足湯をしていると「足湯ボランティアで誰かと話しができるとストレス発散になる」、「日中、畑に出ていると人たちはストレス発散できるが、室内にいる人たちはずっと同じ場所にいるからストレスがたまる。気持ちよかったありがとう」と話してくれました。
また別の人も「気持ちいい。長生きできる。仕事頑張れる。夜はまた揺れるかなぁという恐怖でなかなか眠れなかった」と話してくれて、学生さんも「手をもむなんて初めてだったけど、お話をしながら楽しくできたし、喜んでもらえてうれしかった」とお互いに笑顔が生まれました。
(*ちなみに、足湯活動で使っているオイルは公益社団法人Civic Forceの協力関連企業さんである「john masters organics Tokyo」よりご提供されたものです。なお公益社団法人Civic Force様には、熊本地震発生以来当NGOはご支援を頂いています。)
オイル_s

構造改善センター_s
もとちゃんのおもちゃのプレゼント_s

●28日博多発のボランティア・バスに関する記事が、今朝の西日本新聞で掲載されています。まだ空席がありますので、この情報をみなさん拡散してください。
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/246956
申し込みは、当日ボランティア・バスに同行する武久真大さんに電話してください(武久080-5248-5523)。

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