熊本地震救援ニュース 第54報

<災害時におけるボランティア事情-34>
 この熊本地震救援ニュースでも何度も紹介させて頂いている「わかばちゃん」(西原村・神戸大学生)の活動を久しぶりに紹介します。
わかばちゃんを中心に、西原村再建に向けていろいろな関係者が集まり、「わかばmeeting
」を続けながら、「どぎゃん、すっとか?」(どうるか?)とあ~でもない、こ~でもないと議論を重ねています。その場を「炊き出しマルシェ・わかばmeeting」と関係者は親しんでいます。以下、現地レポートです。

 6月12日(日)に西原村災害ボランティアセンターにて、わかばmeeting主催の「炊き出しマルシェ」が行なわれました。炊き出しマルシェは、住民の方々を主役にした炊き出しイベントで、村民の方々が各々作ってきてくださった郷土料理などを住民さんとボランティアさんとが交流しながら食するという会となりました。「助けてもらうだけでなくて自分たちも何か役に立ちたい!」という住民さんの声がもとになり、この企画が行われました。また、お昼間には無料食器市第2弾も行いました。
13394037_1612544982393245_8889054689568673562_n
13417666_1613109009003509_2866129417408320520_n
13418882_1612697955711281_7735092147407778411_n

 総勢100名ほどの住民さんが集まり、ワイワイガヤガヤと良い雰囲気で交流が深まりました。住民さんの中には、「初めてボランティアセンターに来た」という方もおられ、久しぶりに再会した住民さん同士で話に花がさく方もたくさんいらっしゃいました。ボランティアの方々も人数は少なかったですが、一緒に食事をすることで住民さんとも交流することができたようです。
13423987_1613108992336844_3374190464939535387_n
13432436_1613109002336843_6592452814880453328_n
13435420_1612697965711280_4268935108329384139_n

「村から市内に引っ越す人もいるし、みんな避難していて会えないことが多いので、こうして集まれると嬉しい」という声や、「食器が何もかも割れてしまったから食器市はとても嬉しい。ボランティアさんが来てくれるから助かるわ」という声などもありました。
 今後もこうして「わかばmeeting」を通して、交流の場づくりをしていく予定です。

※わかばmeetingとは?
西原村の復興支援を行う有志のグループです。神戸大学出身で休学中の寺本わかばさんを中心に、村内の住民の方々や支援者が集まり何かできることはないかと議論しています。被災地NGO恊働センターもわかばmeetingを支援しています。また復興に向けての村のさまざまな様子を、村民に伝えるために「週間 DOGYAN」(16・06・07 vol 1)を発行しました。活動の柱は次の5つです。
1.楽しい復興を目指す
2.西原村の「村民」が自発的に動きだす環境づくり
3.西原村から震災を機に出て行かざるを得なかった人が戻って来る仕掛けづくり
4.西原村に元々住んでいる方々と新しく移住してきている人たちのつながりづくり
5.西原村に来たボランティアさんを西原村のファンにしていく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です