熊本地震救援ニュース 第86報

 熊本・西原村での支援活動を継続しています。私が現地を訪問するのは、12月以来2ヶ月ぶりです。2月7?8日の2日間の駆け足となりましたが、その時の現地レポートをお送りします。

 西原村では住宅の解体が進んでいます。重機を使って更地にしてしまうので、久しぶりに訪れると風景の違いに戸惑ってしまいます。
 解体を待つお宅からのご依頼もポツポツと出てきます。家は解体するけど、隣の倉庫が完成したから家から倉庫へ荷物を移してほしい、解体予定の家の窓枠だけを使用したいから取り外してほしいなど。
 また、瓦のふき替えの依頼をした際に、古い瓦を残したまま業者が帰ってしまったというお宅もありました。瓦の回収作業をお手伝いしていると、「一人でやるとなるととても大変だから、やる気が起きないけど、こうして手伝ってもらえるとやろうかなという気になるよ」とおっしゃっていました。ボランティアが身近にいるというだけで、その方の生活が間接的に支えられているのかなと寄り添い活動に意義を感じます。
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 仮設住宅への入居から少し時間がたち、生活は少しずつ落ち着いてきていますが、その先の暮らし再建へ向けて、それぞれの方の悩みは多様化しています。
 ある住民の方は、「村の中で差ができてきている」と話をされていました。もともとの自分の集落での再建を目指すのか、別の地域に移って再建をするのかまだまだ迷って揺れ動いている方々も多くいらっしゃる一方で、自宅に戻り地震前に近い生活に戻りつつある地域の方もいらっしゃるという状況で、なかなか「村」として復興に向かっていこうという意識を持つことが難しい、という意見もあるようです。村人が一つになるきっかけづくりとして、ボランティアによるイベントなどの多様な関係づくりがこれからは求められるのかもしれません。
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 仮設住宅の集会所を覗くと、住民の方々が集まってお茶を飲んでいました。集会所に入ってみると、「寄ってけ寄ってけ」と声をかけてくださいました。暇な時は集会所に集まってお茶を飲んでいるという3人の方がおられ、ボランティアでふらっときたんです、とお話すると「ここは誰でも使っていい集会所だから気にせずに」とお話してくださいました。
 こうした何気ない日常での関わりも大切にしつつ、長期にわたる復興の課題にボランティアも一緒に悩んで行くことが重要だと改めて感じました。(頼政良太)

◎引き続きご支援をよろしくお願い致します。
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