【東日本大震災】レポートNo.259

6月に、再び岩手県に入った増島のレポートをお届けします。
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「まけないぞう」がつなぐ遠野ものがたり  6月
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 毎日のドライブも緑に包まれた風景のなかをひた走り、とても心地よいです。今日は大船渡方面にお邪魔しました。
災害復興住宅へ移った人たちの暮らしはどうでしょうか?この3月に復興住宅へ転居したぞうさんチームに大船渡まで会いに行きました。田園風景に突如現れた近代的なつくりのマンション。なんだかとても違和感があります。
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 この日は4人のメンバーが久しぶりの再会です。4人のうち2人は自力再建、あとの2人が復興住宅へ入居されました。立地もとても近いのですが、仮設から引っ越して以来3ヶ月ぶりの再会だそうです。やはり仮設と違って、行き来が格段と少なくなります。でも今日は久しぶりの再会に大笑いです。Makenaizoneのみなさまからのお手紙もお届けしました。お一人の方は高血圧でお漬物を控えるようにお医者さんから言われているのですが、「やっぱりお漬物がないとね~」とパクパク。お友達が心配して、「食べすぎだよ!」と注意すると、「大丈夫!先生に聞かれたら『食べてない!』っていうから」と。(大爆笑)「みんなに久しぶりに会えて楽しいね。こうやってみんなで一緒に食べるとおいしいよ」と笑いが止まりません。集会所はあまり使われていないようで、何かきっかけがあるとみんな集まれるんだろうな…。
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 ~まけないぞう一言メッセージ~
 増島さんが、3月にお出での時「私たちは災害公営住宅に移りますけど、続けますか」と言ったら「はい行きますよ」と事もなげに、当然のごとくに。阪神・淡路大震災の大震災から20年、東日本大震災から4年、未来へ伝えていくべく行動のひとつと思い、増島さんたちが来て下さるうちは続けようと思う。あと何年続けられるか(年齢的に)未来へのタスキを渡すために、何故なら私たちは当事者なのだから。
(2015年6月15日 86歳女性 大船渡市綾里)