(本レポートNO9の続き)
3人目は、90代の女性の家を訪問させていただきました。地震後は、納屋で寝起きされていたということでしたが、今回訪問すると母屋の客間に息子さんがベッドを移動してくれたそうで、そちらを中心に生活されておりました。少し耳が遠いということで、大きな声で、近くでお話しないと聞こえない状態でしたが、とてもお元気な方で足腰も比較的しっかりとしていました。お風呂は地震で壊れたままで使えない状態でしたが、週に3回デイサービスを利用されており、そちらでお風呂に入っているということでした。
少し市街地から離れたところの家にお住まいのため、「町に出るにもタクシーを使わないといけないからお金がかかる」と、暮らしの不便さをおっしゃっていました。病気になったり具合が悪い時でもお金がかかるので直ぐに病院に行けないということが不安だとおっしゃっていました。普段の買い物は、スーパーの宅配サービスを利用されているので大丈夫ということです。
誰かとお話をすることがお好きなように感じましたので、たまにご訪問して様子を伺ったりすると良いのかなと感じました。長期的にはやはり移動の足をどうするのかという問題を検討していかなければなりません。
地震から4ヶ月が経過していますが、まだまだ地震の被害の影響は色濃く地域の方々の生活に影響を及ぼしていることがわかりました。今回訪問させていただいたのは、高齢者の方ばかりでしたが、日々の暮らしを精一杯頑張って生活されており、地震被害のことや先の暮らしのことを考えていくには、何らかのサポートが必要です。今後も地元の社協さんや健康増進センターを中心として、生活のサポートを続けていくということですが、引き続き息の長いサポート体制が必要です。(9月22日の頼政良太代表の奥能登レポートは3回に分けて配信しましたが、今号で終わります。)
(代表:頼政良太 )
*なお「奥能登地震2023」の活動は、公益社団法人Civic Forceとのパートナー協働事業として実施します。
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