「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.123

「令和6年(2024年)能登半島救援ニュース」No.123

やさしや足湯隊レポートNo.14

やさしや足湯隊第23便(11月8日~11月11日)の活動報告です。第23便は学生3名、社会人2名、CODEインターン1名の合計6名での活動でした。

  11月9日の午前中は輪島市内のKさんのお宅に伺って床下の瓦の引き詰めを行いました。これはなかなか乾かない床下の泥の乾燥を早めるための対策です。午後からは、宅田第一団地仮設住宅で足湯ボランティアと古着バザーを行いました。

  11月10日の午前中は、2班に分かれて水害ボランティアで関わったお宅に訪問足湯を行いました。午後からは輪島中学校で足湯ボランティアを行い、その後稲屋仮設住宅にお米の物資を配達しました。今回の足湯の「つぶやき」とボランティアの感想の抜粋です。ぜひご一読ください。

 ◎つぶやき 

・公費解体はきまってるけど、人(大工や業者)が来んからそのままや。うちは、家は残って半壊で〇十万もろうた。そんなん足るかいな。屋根の金ちょろっと払ろうたらおしまいや。余分に取る業者もおるからな。(80代男性)

 ・あそこもあそこも半壊。うちだけ準半壊。おかしいわ、、、準半壊は解体するお金も出ない。だからこの家どうしたらいいんか、補助も全然違う。(90代男性)

 ・米農家なのにお米を貰うなんてね、、、(70代男性)

 ・地震もやけど、水害がな。余計やった、地震はしゃない。でも水がなぁ。大変やったわ。隣のひとは全壊でやったけど、うちは半壊でちょろっとしかもらえん。あと、地震やら水害やらの罹災証明なんか手続きがややこしいてわからんから大変や。(80代女性)

 ◎ボランティアの感想 

・足湯を実施された方の一人に、「生活はそれなりに元通りになったけど、どこか虚しい気持ちになる」と話されていました。生活自体がうまく回っていても、精神面での回復は先のことであると理解し、回復のためには人と人との心のつながりが大事であると考えます。 

・当初途方もない作業のように感じても、みんなで力を合わせて作業することで とんでもない結果が出せるのだと今回も気づかされました。一人ひとりの力は微力かもしれませんが、 少しの積み重ねが結果を生むのだなと。

 ・足湯は単なる身体のリラクゼーションだけでなく、被災者との心理的な距離を縮め、彼らが心の中の思いを表現できるようにする手段でもあることを理解した。

・家に帰ってからも、私だけこんなに柔らかくて暖かい布団で寝ていいのかと違和感を覚えました。

 ・足湯では、避難所(中学校の体育館)でなぜかイスが注目。「このイスゆったりしてる~」「今度別荘建てたらこのイスを・・・」など、いつも使っている足湯のイスが注目。避難所のテントの中をちらっと見るとダンボールベッドはあるものの、リラックスできるイスなどは特に無く、休まる場所、空間が必要なのだと思いました。ふつうの暮らしを望んでいるだけなのに、今の避難所は我慢する所でしかないのかもしれません。

 いつも足湯隊の活動を応援してくださっている皆様、ありがとうございます! 次回の活動は12月6日から12月9日です。

(CODE学生インターン 安福)

 *「やさしや足湯隊」は「被災地NGO恊働センター」「CODE海外災害援助市民センター」「兵庫県防災士会」の連携で行っています。

 *私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。

https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html

*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。

*私たちは、日本財団からの助成を受けて活動しています。

引き続き現地からの情報を発信していきます。

ブログはこちら→http://ngo-kyodo.org/2024noto/

■活動支援金のご協力をお願い致します。

・クレジットカードでも寄付ができます。  https://congrant.com/project/ngokobe/605

・ヤフー募金でもご寄付いただけます。  https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008

・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556  名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター

*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島」と記入して下さい。

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