<頼政代表および現地パートナーのレポートです。>
9月5日の夜に、武雄市内の子育てサークルをしている住民の方々を中心に支援団体なども含め、情報共有の会が開かれました。
・被災した子どもたちの状況が気になる。
・ボランティアに参加したが、夜眠れない。
・食欲がない
など、どうしたらいいのか?など、様々な意見交換が行われました。
そうした中で、実は困っていることをまだ周りの人や、被災者の皆さんに伝えることができていない人も多いのではないか?という意見が多く出ました。
被災地は、約1週間、そろそろ疲れが見えてきている頃です。そうした中、親戚のお手伝いなども受け、なんとか家財道具を出したという家が多い状況です。今後は、床板をはがしたり、床下の泥を出したりという作業が必要ですが、まだそこまでの作業に至っていない方が多いという印象です。こうした次のステップの作業について、やはり疲れが溜まっているということもあり、SOSをあげることができていない方も多く見受けられました。
こうした意見を元に、集まったメンバーの方々で「チームおもやい」という名称がつき、毎日情報交換をしていくこととなりました。また、チームおもやいの地元の方々(特に女性の方々)を中心にして、被災地を周り、被災者の方々のお話を聞くような活動がスタートしました。実際に地域を回ってみると、1時間近く話し込まれる方がいたり、まだまだ作業が大変だ、という方と出会ったり、やはり地元の方同士で話がしやすいようです。
今週末に向けては、ボランティアが数多く集まるピークになるのではないか、という予測もあり、災害ボランティアセンター1箇所では対応しきれない状況も想像されますので、こうした地元の方々を中心にしたボランティアセンターのような機能を担うことになりました。これまで頑張って来られた災害ボランティアセンターと連携し、あるエリアをこちらのチームで対応するようなイメージです。
長期的な視点を持ち、復興まで見据えた活動にしていくために、今集まってくださるボランティアの方々と地元の方々との出会いとつながりを継続していくような仕組みになっていけたら、と考えられています。
当センターとしても、このような地元の取り組みを応援していきたいと考えています。
(頼政 良太)
<事務局>
こうした形で地元の住民や被災者自信が主体となってボランティアセンターが運営されるケースは珍しいかと思います。24年前の阪神淡路大震災の時に、発災2日後の1月19日に阪神大震災地元NGO救援連絡会議が誕生したことを懐かしく思いまだします。この時も「地元」にこだわるNGOの人たちの厚い思いがありました。
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2019年8月豪雨」と記載ください。
■クレジットカードでもご寄付いただけます。
https://congrant.com/credit/form?project_id=605
*備考欄に「2019年8月豪雨」と記載ください。