<被災者のいまー武雄>
昨日初めて、伺ったお宅には80代の高齢者独居女性が親戚宅に避難生活を続けていました。水害当時、その女性はお尻が冷たくて目が覚め辺りを見回すと、すでにベッドが浮いていたそうです。そして膝まで水が来ていて、慌てて、中二階の部屋に移動し、部屋の窓からレスキュー隊に救出され、着の身着のまま避難所へ避難しました。1ヶ月間は避難所に避難していて、その後、親戚宅に身を寄せているのですが、親戚の家にもこれ以上迷惑をかけられないし、アパート暮らしも進められたそうですが、やはり自分の家に戻りたいという意向があります。床板を剥いだ何もない部屋で、土壁にはカビが発生し、すでにボロボロと崩壊し始めています。
この女性のように、8月末に発生した九州北部豪雨から1ヶ月が過ぎたいま、いまだに手付かずに近い状態で、床上げした家屋でこれからどうしていいのかわからず、茫然自失の方もいらっしゃいます。暮らし再建を目指してサポートしていきます。 「おもやいボランティアセンター」では、地元のスタッフが覚悟をもって、最後の一人まで寄り添って行きます。佐賀県の支援を今後もよろしくお願いします。九州方面の方は、是非ボランティアに来てください。よろしくお願いします。
(増島智子)