2021年8月豪雨(仮称)に関する緊急レポートー1

先日から続いている「梅雨末期」といわれる気圧配置のため、停滞する前線により九州北部・中国地方などの一部で線状降水帯が発生し、佐賀県・長崎県・福岡県・広島県などに「大雨特別警報」が発令されています。こうした地域は、ここ数年毎年のように7月豪雨、8月豪雨の被害が続いているまだ復興途上にある地域と言えます。(詳細は次号に紹介します。)、ただ今回の豪雨は、特に「土砂災害危険情報」が発令され、近畿・中部・北陸・東海などとかなり広範囲に被害を及ぼす可能性があり、近年では経験したことのない事態ともいえます。加えて新型コロナ禍第五派による感染拡大に歯止めがかからない最悪の事態に突入していると言っても過言ではない事態です。この新型コロナ禍を「もはや災害!」と複数の線門下! が警告を発していますが、すでに昨年の春に兵庫県弁護士連合会の会長津久井進先生が「災害と認定せよ!」と言っているのです。今回の「8月豪雨災害(仮称)」は、新型コロナとの複合災害となりましたが、10年前の東日本大災害+東京電力福島第一原子力爆発事故で経験した複合災害に匹敵するほどの大規模複合災害となりつつあります。 今朝の毎日新聞「土記」で青野由利さんは、新型コロナ第五派の厳しい事態に対して「もう災害レベル」「救える命が救えない」と断言し、でも「『だから言ったじゃない』とは言っていられない」と記しています。もう“お手上げ”でしょうか?これまで数十万年にわたって私たち人類は、幾多の困難を乗り越えてきました。こんな大惨事が続くと、もうどうしていいのか為す術もないかもしれませんが、私たち一人ひとりが、今できることを確実に積み重ねて行くことが、結果的には危機を乗り越えるための近道ではないかと思いました。先述した「土記」で青野さんは決してお手上げとは言っていません。「古代と違い。現代人はウィルスと闘うさまざまな手段を手に入れた。それを生かして、災害を乗り切りたい。」と結んでいます。二度と「だから言ったじゃない!」と言わないですむように取り組みたいと思います。(村井雅清)

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