(武雄からの現地レポートです。)
この2日間また、時折強く雨が降りました。雨が降る度に心がざわつきます。翌日、住民さんに会うと「昨日の雨は酷かったね」と心配そうに話しています。
疲労と暑さも限界を越え、熱中症などで救急搬送される人もいます。
「ゆっくり、片付けしましょう。ぼちぼちね」と声をかけつつも、目の前のカビやほこり、水に浸かったものがあると、ついつい身体が動いてしまい、疲れた身体を酷使してしまいます。気持ちは早く片付けて、早く家に戻って、落ち着きたい、当たり前のことです。でもすでに被災から2週間が過ぎ、身体は限界を越えています。
前回の水害の時は、私たちから家の再建について、床はこうしよう、壁はこうしようなどといろいろ提案していました。でも、今回被災者から返ってくる答えは「また、水害があるかも知れないから、もうあまり何もしなくていい、いい」、「前の時みたいに、次はこうして、ああしてとか思えず、頭も身体も動かない」、「もう、なんもせんでいい」など、いま暮らしに対して諦めの気持ちが心の大半を占めている方も多く、私たちもどう声をかけたらいいのか・・・・?
寄り添いとは、何なのでしょう?悩みます!
ある被災者は「近所の人たちも、ここら逃げ出す人もいるのよね」とポツリと呟く言葉に返す言葉が見つかりません。
<被災者の声>
・高齢独居男性
来年もまた水害があるかもしれないから、そんなに手を掛けない。
・高齢女性
タンスはいらない。また水害がきたら、プラスチックケースのほうが、洗えてまた使えるから。
・高齢独居男性
カーテンもらえてうれしかった。電車の明かりも気にならないし、寒さもうんと違うよ。助かったよ!
・高齢男性
新幹線はいらないから、浸水しないようにしてほしい。台所が使えない家が地区に50世帯ほどある。お風呂も壊れて入れない人もいるし、食事とお風呂が困っている。お風呂行くにも車はない人は交通費がかかる。
・高齢男性
3年前に心臓の手術をして、身体はこの通りで、重たいもの運べないし、思うように動けない…。(増島智子)
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