今回の豪雨災害で、佐賀県武雄市に続いて、ここ数年毎年のように水害に遭っている広島県にも甚大な被害をもたらしています。一昨日未明に大雨特別警報が発令され、広島県三次市および島根県江津市を流れる江の川が氾濫、また太田川支流の安佐北区を流れる鈴張川の氾濫での被害、安佐北区の雨量は2018年の西日本豪雨時の雨量を超えているほどの豪雨となっています。8月14日の中国新聞Webニュースによると、「各地で建物被害も多発した。三次市、江津市、島根県美郷町と川本町では江の川が氾濫。土砂崩れも相次ぎ、広島市は午後７時半までに安佐北区、安佐南区などで４０件を確認している。」とのことで、家屋被害も出ているとのことです。実は、安佐北区は当NGOの代表の出身地であり、また安佐南区山本にある真言宗のお寺の近くで土砂崩れが起き、大量の泥水が山から流れ出しました。このお寺は、当NGOが現地で活動するときに、拠点として使わせて頂いたお寺で、丁度お盆の執事と重なった中での被害で、住職も困惑されているとのことです。山本地区では、地元のボランティア団体「コミサポひろしま」が昨日から活動を開始しています。また、同区八木地区にある「八木用水」があふれ、住宅地に流れ込みました。代表の実家である安佐北区の安佐町の鈴張地区のうち、譲羽団地、星ヶ丘団地、上郷の800世帯が断水したようです。鈴張川の道路（国道261号線の旧道）が陥没して水道管が破裂し、断水となりました。また、安芸高田市の江の川流域の町も断水。隣の吉田町は湖のようになったそうです。各地で局所的に被害が多発していて、地元の人たちができる範囲で片付けをしているようです。
今日も、九州から関東にかけて前線が広がり、九州では大雨の恐れがあり、線状降水帯が発生する可能性があります。
被災された方の気持ちを考えると非情の雨に、言葉もでません。どうかもう雨やんで！！！（村井雅清）
トピックス＜大雨特別警報 佐賀＞「店はもうしきらん。閉じる」豪雨、2年前の悪夢再び 武雄と大町、再建阻まれ
https://www.saga-s.co.jp/articles/-/724368?utm_source=yahoonews&utm_medium=related&utm_campaign=link&utm_content=related 佐賀新聞（2021年8月15日）
避難所の女性「これほどの土砂崩れは経験ない」、住宅への大量土砂…広島
https://news.yahoo.co.jp/articles/00598705b7a75033e3c546c69cb0a8cefe259363 読売新聞（2021年8月15日）
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