2023年7月九州北部豪雨水害支援ニュースNO3

 17日に福岡県久留米市に入った日は、午前中はコミサポひろしまが継続的に入っていた94歳のおばあちゃん宅に、小学生ボランティアと入りました。水に濡れて使えなくなくってしまったものを捨てるものと必要な物を住民さんにお聞きしながら仕分け作業をしました。小学生も初めて水害現場に戸惑いながらも頑張って活動してくれました。途中、当センターもずっとお世話になっている地元福岡の西楽寺前住職阿部さんがかき氷を差し入れしてくれました。暑さがとても厳しかったので、住民さもボランティアもひと時の涼をとることができました。阿部さんは、昨年の石川県小松市の被災地にも福岡らご友人らとともに炊き出しをしに来てくれました。いつもありがとうございます。

 午後からは、福岡県八女郡広川町にある真言宗醍醐派熊野山 康照院にお邪魔しました。今回の水害で川沿いの母屋は全壊になってしまったそうです。土師大空ご住職が被害状況を説明してくれました。川の反対側にある本堂は幸い、床下浸水ですんだものの、床に泥が入ってしまったので、一階の荷物を本堂がある2階に上げていて、法務ができないような状態でした。平石の石積みは120年も間こちらの母屋を支えていたそうです。とても見事な職人の技術で、家には水車があり、その石積みの中を水が通って川に流れ出る職人技がなされたいたそうです。

 ご住職の案内で、地元の広川町社会福祉協議会にも訪問しました。ボランティアセンターが立ち上がって3日目で慌てて資材を各方面から取り寄せ、バタバタの中でボランティアを派遣していました。震災がつなぐ全国ネットワークの「水害にあった時に」のブックレットを50冊ほど提供してきました。こちらでは、この日のニーズは60件で、まだまだ拾い切れていないニーズがあるそうです。お近くの方はぜひこちらにもボランティアに行ってください。よろしくお願いします。

                             (増島 智子)

※私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂いています。


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