令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.15

第二次派遣隊の頼政代表とスタッフの増島は昨日一旦神戸に戻りました。第3次隊は17日より吉椿ほか3名で現地入り、18日からも増島、21日から頼政が現地入りします。
引き続きご支援お願いします。

 昨日の雪が嘘のように晴れ渡った被災地では、おもやいメンバーが被災地では初めて足湯を行いました。みなさん元旦の地震から着の身着のまま避難していて10日以上もお風呂に入れていません。私たちがお世話になっている西岸コミュニティセンターと中島小学校で足湯を提供しました。足湯が終わった後はみなさん目がぱっちりになり、「とても気持ちいい」と話していました。コミュニティセンターに通う女性ボランティアの人が「足湯をした後、あっこの人は足湯をしたんだな!とわかるくらい目がぱっちりしていて、顔つきが変わっていましたよ!」とうれしい声を聞きました。また、別の小学校の体育館に避難している高齢女性たちは足を上げたり、下げたりしながら「走って見せようか??」など笑顔がこぼれました!足湯の効果抜群です!長引く避難生活に少しでも癒しにつながれば幸いです。

  別部隊は、珠洲市にある正院小学校に物資をお届けしました。この避難所では2次避難場所への移動が始まっており、去年の地震で関りのある高齢男性が2次避難場所への準備をしていました。ただ、避難先を事前に知らされておらず、みなさん口を揃えて「ミステリーツアー」だと言っていました。2次避難先についたら、まずお風呂に入りたいと“垢の鎧を落としたい”と言っていました。息子さんも「着替えるにもサイズがあった下着もなくて、洗濯もできないから、洗濯がしたい」と話していました。

 ここ正院小学校は大きな避難所ではありますが、こちらも行政からの支援されるべきお弁当やパンなどの支給は震災から10日以上経ったいまでもありません。避難者自主的にしていたのですが、疲労の色が濃くなり、たまたま天理教のボランティアが来てくれて食つなぐことができたと避難所のリーダーが肩をなでおろしていました。やっと洗濯機が一台導入されていましたが、150人ほどいる避難者にはとうてい少な過ぎます。それであまり水を必要としない洗濯洗剤のニーズがありました。日に日にニーズは変わっていきます。

 帰りに名古屋の関連団体の認定NPO法人レスキューストックヤードが支援活動を続けている穴水町の現場にお邪魔しました。スタッフの浜田さんが忙しそうに仕事をこなしていました。そのかたわらで出張理美容のボランティアさんが避難者にカットを提供していました。聞くと本社は大阪府で、穴水で被災した店舗の店長さんが自分にもできることをということで避難者のみなさんの髪をシャンプーしたりしていました。断水しているので、お水を持参し、カセットコンロでお湯を沸かし、水と合わせてちょうどいい温度にしていました。みなさん終わった後は、晴れやかな顔になっていました。被災各地でボランティアの人たちが活躍していました。

 引き続き、みなさんもご支援よろしくお願いします。(増島智子)

*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂き活動しています。

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   ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。


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