令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.19

先日1月16日は、能登地方に雪が降り珠洲までの“のと里山道路”が再び封鎖され、積雪のため一部が閉鎖されるという事態になりました。

私たちの支援チームの第5次派遣も、この天候不順のため出発を一日延ばし、阪神・淡路大震災の追悼「1・17」を終え出発しました。他方、29年前の震災で私が所属したボランティアグループに信州から参加されたK・Mさんが、ご寄付と信州味噌株式会社の信州味噌を寄贈して下さいました。

救援物資を届ける流通業者が能登の被災地に届けるのに、「能登の一部には、走れません」と言われ困っていたところに、神奈川県在住のUさんが「能登に物資を持っていくので、信州なら道中で荷受けして運びますよ!」と言ってくれたので、門前町の「興禅寺」まで無事届けて下さいました。

信州のK・Mも、神奈川のUさんも、阪神・淡路大震災がきっかけでともにつながった人たちです。阪神・淡路大震災から29年を目前にして、奇しくも二人の方がリレーし被災地能登に救援物資「信州味噌」を届けて下さったのです。

信州味噌株式会社さんから「被災地の高齢者にどうぞ」と、かりんとうもプレゼントして下さり、避難所のおばあちゃんたちに大変喜ばれました。

 さて今年1月17日で阪神・淡路大震災から29年目、迎えました。30年を前にしての節目「1・17」には、いろいろな思いが交錯し、多くは30年に向けて、この1年をしっかり刻んでいこうと誓ったはずです。恒例の神戸市市庁者の南の公園で開かれる「1・17市民のつどい」の火文字は、「ともに1・17」でした。

言わずもがなですが、「能登とともに」をふまえてのメッセージでしょうが、災害を機につながった多様な人たちと「ともに」であり、あらたに「ともに」というメッセージを送られた人たちとの「ともに」でもあるでしょう。

 「ともに」という「1・17」のメッセージを受け取った金沢に住む被災者家族は、「涙が出て来ました。ありがとう!」とおっしゃった。
 2024年の始まりは、厳しい試練に向き合うことになりましたが、“ともに”補い合って、歩みましょう。「1・1~1・17へ」・・・。(村井雅清)

*私たちの活動は、日本財団「災害発生前後の初動期に関する支援活動」助成のご協力を頂き活動しています。

■活動支援金のご協力をお願い致します。
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・銀行振込
   ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。


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