中島地区コミュニティセンター西岸分館(小牧)でワカモノヂカラプロジェクト(兵庫県姫路市)の学生さん達と足湯ボランティアを行った。
足湯に一番に最初に来たKさん(80代)は、ここ小牧で生まれ育った。大正時代から三代続くお店を奥さんと営んできたそうだ。
自宅の話しになると、おもむろに封筒を見ろと無言で手渡された。中を見ると「大規模損壊)」と書かれた罹災証明書だった。
「家は潰して再建はしない。店はもうやらないわ。」と淡々と語る。
その後、「金沢に小さな家があるからそっちに住むかな。病気があって病院も近いしな・・・」とつぶやく。
そんなKさんに、僕たちがこの十数年お熊甲祭に参加させてもらっている事を伝えると、そこからこの中島町の歴史や文化を饒舌に語り始めた。
「昔はなあ、小牧より外(そで)の方が賑やかだったんだぞ。」、「江戸時代はなあ、能登島が罪人の流刑地で、その影響かあっちには沢山お寺があるんだ。」など。
そして最後に「本当はな、娘夫婦が定年で帰って来る時のために家を残したかったんだがな。」やはり故郷を離れたくないんだろうな。(吉椿)
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