令和6年(2024年)能登半島地震救援ニュース No.58

能登半島地震から4ヶ月が経ちました。いまだ避難者は4,600人ほどいます。避難所以外にも親戚の家や大規模半壊のなどの認定を受けた家に留まっている人たちもいます。
 当センターでは現在も七尾市中島町小牧(おまき)に拠点をおきながら、物資の配布、家屋の片付け、仮設の見守り、在宅支援、避難所運営のサポートなどを行っています。
4月に入ってからは、ボランティアも少なめですが、できる範囲で活動しています。
発災直後から、炊き出しを行ってきたボランティア団体もいまでは少なくなり、最近地元の方を中心に炊き出しをしてくれるようになっています。
 少し前に炊き出しをしてくれたカキ小屋の山口水産の方は地元を応援しようと募金箱を設置し、募金を集めていました。その募金の使い道についてこう考えていたそうです。「もともとは、いつもお世話になっているじんのび広場(小牧拠点の愛称)さんに寄付をしたい気持ちと私も支援される側から支援する側に変わる時期かもと思って設置してみたものねん。もし、じんのび広場が必要ならそのまま渡したいなと。それが無理なら炊き出しをじんのび広場でしたいなと思っとった。みんなじんのび広場ラインを楽しみにしていると思うし、楽しいなとか嬉しいなとかそんな気持ちがまだ続いて欲しい、私も含めてそう思っとるはず!」と心温まるメッセージを頂きました。
 そんな想いをぜひ、地元の方に届けたいと貴重な募金を活用して学校給食のようなカレーを作って在宅のみなさんにふるまってくれました。カレーはとても好評で、支援する側、される側がお互いに笑顔になり、一方通行ではなくお互いに支え合える関係になりました。
 「自立」とは何か?29年前の阪神・淡路大震災から「自立とは支え合えい」だと言ってきました。ここ能登半島で「自立とは支え合い」ということをあらためて実感しました。
 今回の能登半島地震では多くの避難所では、災害救助法に基づく食事支援がなかったため、被災者自ら、地元の住民、またNGO・NPO関係者などが炊き出しを行っていました。「自立」とは一人で立って歩くのではなく、お互いに支え合って活動することだと思いました。
(増島智子)

*私たちの活動は、CivicForceのパートナー協働事業に支えられ活動しています。
https://www.civic-force.org/info/activities/earthquake202401/20240130.html
*私たちの活動は日本財団「令和6年能登半島地震(2024年1月発生)に関わる支援活動」の助成を頂き活動しています。
*私たちの活動は赤い羽根共同募金会「ボラサポ・令和6年能登半島地震」の助成を頂き活動しています。

#日本財団
#Civicforce
#赤い羽根共同募金
#SEMA緊急災害支援
#一般社団法人おもやい
#一般社団法人みんなの居場所はちはち
#災害NGO結
#四番隊

■活動支援金のご協力をお願い致します。
・クレジットカードでも寄付ができます。
 https://congrant.com/project/ngokobe/605
・ヤフー募金でもご寄付いただけます。
 https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240008
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556
 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2024年能登半島地震」と記入して下さい。


Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です