水害から3週間が経過しました。この週末は夏のような暑さがぶり返しています。静岡市では今回の水害で、14日現在、床上浸水3275棟(清水区2645棟、葵区510棟、駿河区120棟)、床下浸水(清水区648棟、葵区418棟、駿河区165棟)、静岡県全体では、13日現在で床上床下などを合わせて8488棟(床上4091棟、床下4267棟、他全壊などを含む)の被害が出ています。
報道が少なく、地元の人でもボランティアに参加して初めて被害を知ることもあります。被災者の人たちも、もちろん初めてのことで何をどうボランティアに頼んでいいのか、不安や、わからないことがたくさんあります。
「畳をあげたけれどその後どうしたらいいのかわからない」「床板一枚どのくらい金額になるの?」「こんなに風に床下に潜ってくれるなんて、ありがたいし、申し訳ないね」「応急修理制度の申請は、私が市役所に行かないといけないのかね??」「壁も直した方がいいの?」などなど、毎日通っている地区でも「心配になっちゃうから、たまには顔だしてよ!」と声をかけられます。
コミサポひろしまの技術系メンバーと相談しながら、おひとりお一人の健康状態や経済状況、障害がある人ない人も、同じ場所に住むのか住まないのか、ニーズに合わせて関係機関にお繋ぎしたりと、暮し再建に向けたお手伝いをさせてもらっています。
生活再建支援制度でも、同じ被害を受けていても一人世帯というだけで、生活再建支援法も3/4に減額されてしまい家の修理費用の負担が増えてしまいます。ボランティアに繋がった人はまだしも、まだまだ繋がっていない人もいます。
ボランティア側も軒数が多すぎてマンパワーが圧倒的に足らず対応が追いついていなかったり、悔しい思いをしながら活動に当たっています。 地元のボランティアに一人でも多く長く関わりを持ってもらえるように対応していきます。
(増島智子)
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