2022年9月末豪雨災害救援ニュースNo.7


 晴れた休日の日曜日、住民さんも避難先から戻って来られて、家の掃除やら片付けに追われています!水も電気も止まっているお宅の作業をみかねた住民さんが「床板を洗うのにうちの水道も電気も使ってください!」「うちの塀に立て掛けて床板を洗ってもいいよー」「うちに高圧洗浄機があるから持ってくるよ!」「タオルあるから使ってー」「俺は電気屋だから、言ってくれたら手伝うよ!」などなど、住民さんにめっちゃ助けられています。

 また、コミサポひろしまのメンバーが広島から拠点用に運んでくれた布団を干そうとして、ご厚意で庭先を借してくれました。そこはいつもお昼を食べているカフェの敷地で、そこのお母さんは「布団裏返して干しておいたからねっ!」と、ポカポカなお布団になりました!!

 そんな中、「リフォームするんですか?(住民と間違わられ)」と声をかけられ、訪ねてみると床上浸水で、再建をどうするのか悩んでおられるということでした。ご自宅に訪問すると床上40センチの浸水でした。家具もキッチンも使えないにも関わらず、半壊の認定を受けたそうで、被災者生活再建支援制度では支給金額がなく、応急修理制度の限度額約65万円しかありません。

 ご夫婦ともに再建をどうするのか、悩んでおられ、こちらから「そんなに、すぐに決めなくても、まだ時間はあるので、床下がどんな状況か見るだけでも見させて下さい」とお話をさせて頂きました。当初は不安そうな顔つきだったご夫婦も「床を見てください!」と、どことなく明るい顔つきになりました。

 午後からは、平屋でほとんどの部屋の床板を剥がしていて、寝室と台所だけの生活空間しかなく、急を要する、しかも生活に支障がある特別なニーズに応えるために、大工ボランティアさんが活躍しました。そこは床板がめくれあがり、そこに引っ掛かって転倒の可能性がある台所や床が抜けそうな廊下を仮床に張り替えてくれました。全部を張り替えるのではなく部分的な張り替えで、しかも限られた材料の中で、大工さんの技術の高さに感動しました! これで、ご本人も安心して過ごす事ができます。

 いつものことですが、コミサポひろしまのメンバーも四番隊のメンバーも床下に潜り、真っ黒になりながら作業をしていました。

                      (増島智子)

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