1日から、静岡市葵区の水害現場に入りました。まだ、手付かずの家屋があり、水に浸かった家財道具や畳などを搬出しています。 床上のお宅も多いのですが、生活を空間も限られているので、一度に全部床をあげたりすることは難しい状況です。一部屋ずつ荷物を移動し、片付けと乾燥をしていきます。 住民さんの中には、1974年の“七夕豪雨”を経験した方もいるのですが、今回はそれよりも酷いと言われる方がいます。 水害後に家の片付けをどうしていいかわからず、途方にくれている方が多くいて、一軒ずつ丁寧に説明しながら、作業にあたっています。 たくさんの水につかった家財道具が家の外に出て、その都度静岡市のパッカー車のみなさんが汗をかきながら、収集してくれていますが、「他にもまだ回ってない地域があるため、次はいつになるかわからない」という言葉を残して次の現場に行かれました。 私たちの活動現場は、車が水没してしまった人がほとんどで、ご高齢の方も多くいます。自分たちで災害ごみを運ぶのは困難な方たちが多いのが現状です。 この地域からは、10月3日から災害ごみの仮置き場になった清水港は通常なら片道30分往復1時間ですが、いまは災害直後でかなりの混雑が予想されます。すでに発災から、一週間が過ぎ被災者の疲労の色も濃くなっています。車が被災している方もいるので、仮置き場へ家財の搬出はかなりの負担になると思います。 それでも、この地区の住民さんはお互いに助け合い、快く対応してくれているので、私たちもとても助かっています。 徐々にですが、片付けも進んでいて、日曜日には地元の高校生も約20人でボランティア活動に参加して汗を流してくれました! (増島智子)
■活動支援金のご協力をお願い致します。 ・クレジットカードでも寄付ができます。 https://congrant.com/project/ngokobe/605 ・郵便振替 口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター ・銀行振込 ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO.0068556 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター *お手数ですが、備考欄に「2022年9月豪雨」と記入して下さい。