22日から当NGOは、最大被災地となってしまった栃木に入ります。栃木の仲間とは、阪神・淡路以来のおつきあいをしており、九州北部水害の被災地である佐賀県武雄市で活動する「チームおもやい」ともども長期的な支援活動になろうかと思います。
お願い続きで恐縮ですが、末永くご支援を賜ることをお願い致します。
さて、とちぎボランティアネットワーク代表理事は「全国的にボランティア不足が言われています。長野2.2万、福島1.2万、栃木県は3番目の1万87人。突出しているのが長野市でここだけで1万人います。」と被災地のボランティア状況を伝えています。
こうした中で、当NGOが早くから呼びかけている「おたがいさま・バス」へのご寄付も徐々に集まり始めました。先日も兵庫県三田市の「NPO法人さわやか三田」さんがバザー活動で集められた収益金をご寄付に充て下さいました。みなさまからのお手紙が来ましたので以下に紹介します。
—個人で寄付するならともかく、みんなが一生懸命バザーで働いたお金です。当NPOでは10年ほど前から毎年バザーをし、全額を市内の恵まれない高齢者にお手伝いのプレゼントをしたり震災の被災地、被害を受けた企業などに寄付してきました。今年は特に台風の被害地域が大きいので、高齢者へのお手伝いはやめにして、全額被災者に回すことにしました。デイサービスの利用者さんたちに、「ボランテアバスに寄付しました」、と説明したところ皆さん非常に喜んでくださり、中には「いい事したわねー」と涙ぐんでいる人もいました。この方々のお気持ちが生かされますようご尽力、切にお願いいたします。―と。
もう一つは、2015年の鬼怒川の氾濫で大きな被害になった茨城県常総市に拠点を持つ「認定NPO法人 茨城NPOセンター・コモンズ」さんからもメッセージが以下のように来ています。栃木も1998年の北関東・那須南東北豪雨災害で被害を受けたのですが、常総ともども「おたがいさまの被災地リレー」として活動されています。
―今回の台風では県北、県央で河川の氾濫が起きました。私たちは大子町に毎週通っています。アクセスしにくく、ボランティアが不足していると聞いたからです。ボランティアがすることは、濡れた畳や家財などを搬出したり、家の外壁についた泥を洗うことが多いです。その作業は、水害から2、3週間を経て、収束しつつあります。次の課題は、床下や壁の乾燥と消毒です。床下の乾燥、消毒をしないままだと、カビが増えたり、家が傷む可能性があります。
そんな時に、災害ボランティアセンターが終了し、ボランティアも来なくなると、とても心細い状況になります。―と。
しかし文中にもありますように、作業のステージが変わろうとする頃に、災害ボランティアセンターが閉じられようとしています。
まだまだご支援が必要な時期に、こうしてボランティア活動が収束していくような空気になると、被災者は「あ~、もう私たちのことは見離されたのか?」と不安になります。残念ながら、おそらく各地でこういう状況になっていくだろうと思われます。そうするとNPOやNGO,ボランティアグループが担っていくしかありません。
どうかみなさま、引き続きご支援をお願い致します。
(事務局 村井雅清)
●Yahooネット募金
https://donation.yahoo.co.jp/detail/5240001/
*クレジットカード・Tポイントでも寄付していただけます。
●「おたがいさま・バス」に対するご寄付について、クレジットでの寄付ができるようにしましたのでご利用下さい。
https://congrant.com/project/ngokobe/605
■活動支援金のご協力をお願い致します。
・郵便振替
口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座番号 NO 068556
名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2019年台風19号」もしくは「おたがいさま・バス」と記載 してください。