昨日、安倍総理は被災地宮城と福島を視察した。訪問現場で、今回の台風被害に対して
「特定非常災害」に指定する方針とした。被災者もこれで少しは安心できるのか・・・・?
さて当NGOからのレポート4で避難所の改善を最優先と訴えました。長野の現場から入ってくるのは、避難所によっては過密状態でもある。また段ボールベッドを喜ばれる被災者は多い。しかし人手がなければ数多くの要望に応えられない。一方で段ボールベッドを避難所に敷詰めるにはスペースが足りないなどという声が聞こえてくる。これからは寒くなるので、暖房のことも、そして食事のことも考えなければならない。やはり必要最低限のボランティアさえ足りないのが現実だ。以下の被災者の生の声を聴いて欲しい。
・一緒に晩御飯?いいよ。食べていきな、お弁当も余ってるからさ。俺はしっかり噛んで、時間をかけて食べるけど、こっち(奥さん)は早食い。合わないんだよ、俺たち。こんなんでも夫婦なんだよ。はぁ、まさか避難していて、若い人とおしゃべりできるなんて。新鮮で、うれしかったよ。もう泊っていきなよ。明日も来てくれるかい?
(70代・男性・10月17日の名古屋のRSYからのレポートより引用)
昨日のレポートにも書きましたが、ボランティアがこうして被災者の傍によりそうだけで、元気になれるということです。こういう会話やつながりから、ボランティアは何をすればよいのかも見えてきます。先述した段ボールベッドも、ボランティアなら被災者と一緒に作ろうという発想もでるでしょう。また元気な被災者の中には手伝ってくれる被災者もいるだろう。一緒につくる、一緒に考えるという場から、新しいものが生まれるはずです。
被災自治体の首長にお願いしたい。被災地以外の全国の人たちに、「ボランティア来てください!」と叫んで欲しい。ボランティアは今、行っていいのかどうか迷っているのです。そして加えて、ボランティアが被災地まで来るためのボランティア・バスを用意して欲しい。被災地の主要駅と被災地の間だけでもバスを走らせば、ボランティアは来てくれます。東日本大震災では、見事な後方支援を展開した岩手県遠野市は、無料で市営バスを可能な限り被災地に走らせたのです。
ところで恐縮ですが、このニュースを読まれた方にお願いします。当NGOも今回の被災地周辺からボランティアバスを走らせます。「おたがいさまバス」です。このバスの運行のために是非みなさまにご支援を呼びかけます。下記の振込先にご寄付をお願いします。お手数ですが通信欄には、「おたがいさま・バス」と書いてください。
(事務局 村井雅清)
■活動支援金のご協力をお願い致します。
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口座番号:01180-6-68556/加入者名:被災地NGO恊働センター
・銀行振込
ゆうちょ銀行 一一九支店 当座 名義:ヒサイチNGOキョウドウセンター
*お手数ですが、備考欄に「2019年台風19号」と記載ください。
■クレジットカードでもご寄付いただけます。
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