(武雄の現地レポートです。)
やっと、雨が上がった武雄です。毎日蒸すような暑さの中、住民さんは汗だくで作業をしています。おもやいでは、相変わらずスタッフが足りないので、受け入れ態勢や事務所も浸水したので環境整備をしながら、ニーズに応えています。
関連団体の方が浸水した送風機を修理してくれたり、機材を手配してくれたり、ニーズを整理したり、大量に頂く物資を整理したりなどなど、受け入れ態勢を整えつつありますが、とにかく被災家屋が多く、二回目の被害で家も被災者のメンタルもダメージが大きく、ただ家を片付けたり、修理するサポートだけではなく、住民さんの心のケアがとても重要です。
「ほんと、きつい」「もう、ここに住み続けていいのか」「なさけなか…」「親戚にはここには住むなと言われる」「もう、頭がくらくらで、何も考えられない」「今回の水害はほんと怖かった」「もう、おもいきりたい(死にたい)」「もう、ここには住めない」など、毎日悲痛な声が聞こえてきます。
大工ボランティアのメンバーとボランティアさんが被災家屋に入る前にどのような対応をさせてもらうかの調査すると、建ててまだ数ヵ月の家があったり、二年前の水害では木材や壁もなんとか持ちこたえたけれど、今回の水害ではダメージが強く壁はカビがひどくなったり、床材も水で膨張して羽上がった状態になっていて、修理が必要になったり、2年前は床下だったけれど、今回は床上浸水になっていたりと被害が拡大しています。
2年前の時のように、水に浸かってしまったから、すぐに壁や床を剥がしたりなどはできません。経済的負担が重くのしかかり、住民さんと今後の暮らし方をじっくり話し合わなければ再建ができないからです。前回より浸水した時間も長かったので、乾燥には時間もかかります。その分最低限の生活空間は清潔に保てるように、環境を作りながら、時間をかけて住民さんと話し合いながら、再建に向けたサポートがすでに始まっています。(増島智子)
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